ダマシ×ダマシ
2017.5.2. / 株式会社講談社
結婚詐欺をしたかもしれない鳥坂という人物を探して欲しいという依頼が、小川の元にやってきた。
彼を捜索する中で、同じような被害にあった女性と出会う。
だが、鳥坂を見つけたと思った矢先に、彼が何者かに殺されたのだ。
Xシリーズ第6弾にして最終作。
遂に、Xシリーズ完結です。
最初は結婚詐欺の依頼かと思って読み進めて行ったら、まさか加害者と思われる男性が殺害されるとは…
依頼主の上村恵子の話を聞いていると、なんともやるせなくてやるせなくて。
シリーズ最終作だけあって、小川だけでなくSYアート&リサーチの面々にそれぞれ転換点があって、面白かったです。
そうなったかぁ…という感じでした。
また、今作では結婚詐欺が、殺害事件になり、その犯人を見つけていく中でのやり取りも面白くてハラハラもしたのですが、最後の最後に大きいのがやってきた感じです。
読了後、もう一度読むと、また違ったように読めて、これまた「そうなるのかぁ」という感じでした。
これでXシリーズが終わるというのはなんか寂しい気がします。
また違う形で小川たちが他のシリーズに出たりするのかな。どうなのかな。
でも、最終作まで読むことが出来て楽しかったです。SYアート&リサーチの皆さん、お疲れ様でした。
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2017.09.23(Sat) | 【森博嗣】:Xシリーズ | cm(0) | tb(0) | ▲
サイタ×サイタ (講談社ノベルス)
2014.11.5. / 株式会社講談社
「キレイニサイタ」・・・爆弾魔:チューリップが世間を騒がせている。
そんな中、SYアート&リサーチにある男性を調査して欲しいという依頼が入る。
その男性・・・佐曾利隆夫はどうやら以前の同棲相手にストーカーをしているようだ。
そして彼を尾行中の永田の近くで新たな連続爆弾事件が起った。
Xシリーズ第5弾。
前作とはまた違って、今回は張り込みと言う当に「探偵」って感じの仕事を舞台に話が進んで行きました。
張り込みって大変だなぁと思いながら、佐曾利隆夫の不思議な行動とか、次々と起こる事件とかにドキドキしながら読み進めました。
爆弾魔が出てくるのでスリルも満点。面白かったです。
シリーズ最新作を楽しみに待とうと思います。
2015.12.15(Tue) | 【森博嗣】:Xシリーズ | cm(0) | tb(0) | ▲
ムカシ×ムカシ (講談社ノベルス)
2014.6.4. / 株式会社講談社
資産家の百目鬼家当主夫妻が刺殺された。
遺された美術品の鑑定とリスト作成をSYアート&リサーチが依頼される。
新たなメンバーが加わって仕事を進めていく中で、百目鬼家に伝わる河童の話を聞いた。
久しぶりにXシリーズを読みました。
久しぶり過ぎて登場人物がどんな風だったか中々思い出せませんでしたが、読み進めていくと少しずつ思い出してきました。
なんかこう、人間の黒いところというか、尊厳に関わるようなところを感じる一冊でした。
読了後のこの何とも言えない感じ。こんな感じだったかな。
2015.12.14(Mon) | 【森博嗣】:Xシリーズ | cm(0) | tb(0) | ▲
タカイ×タカイ CRUCIFIXION Xシリーズ (講談社文庫)
2008.1.10. / 講談社
有名なマジシャンの家にある地上約15mのポールの上に、男の死体があった。
いったい誰が、何の為にそこに上げたのか。
いったい誰が、何の為に其の男を殺したのか。
ある大物人物から調査を依頼された鷹知は、複雑な人間関係の奥にある意外な真相に迫る。
Xシリーズ第三弾です。
ここにきて、あぶらがのってきた感じです。
やっぱり、萌絵のキャラクターはいいですねぇ。
真鍋くんもだんだんいい感じになって。
彼の着眼点はすごいなー。
新しく出た永田さんってのがまた面白かった。
事件の全容が明らかになっていく過程も面白かった。
また犀川さんの本を読みたくなってきました。
また、それはずっと先の話。
2010.01.25(Mon) | 【森博嗣】:Xシリーズ | cm(0) | tb(0) | ▲
キラレ×キラレ CUTTHROAT Xシリーズ (講談社文庫)
2007.9.6. / 講談社
満員電車の中で相次ぐ切り裂き魔の被害。
狙われるのは30代女性で。
鷹知と小川は、被害者の共通点を見つけるが、
その直後ついに殺人事件が起こる。
犯人の意外な動機が見えた時、読者が感じるものは。。。
Xシリーズの第二弾です。
人の心に潜むもの、一線を越えるか越えないかの大きな違い、
対人関係の難しさなどを考えさせられました。
私にとっては、ちょっと重いテーマだったかな。
2010.01.17(Sun) | 【森博嗣】:Xシリーズ | cm(0) | tb(0) | ▲