森博嗣さんの
『工学部・水柿助教授の逡巡』
を読みました。
須磨子さんとの会話をきっかけに、小説を書いた水柿くん。
須磨子さんに認めてもらおうと、出版社に送ってみたら本になることになった。
あれよあれよと、作家になった水柿くん。
今までの生活と変わったことと変わらないこと。大切なこと。
出版業界の不思議もわかる一冊。
久しぶりに読みました。
まさに逡巡。いつものミステリーと違い文章があっちに行ったり、こっちに来たり。
でも、読んで行く中で、水柿くんの考え方とかを感じれて、勉強になりました。
私は、水柿くんが
大勢の知らない人たちに好かれなくても、身近な数人に好かれていれば、生活は十分に楽しいのではないか
という考え方で過ごしているということに、すごいなぁ、って思いました。
私も水柿くんみたいに、わが道を行けるくらい強い人間になりたいです。
水柿くんが小説家になった理由というか、その中でも変わらないものというか、順応していくものというか、
うまく言い表せないけれど、頭の中をぽんぽん何かが飛んで面白かったです。
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2010.03.17(Wed) | 【森博嗣】:Mシリーズ | cm(0) | tb(0) | ▲
森博嗣さんの
『工学部・水柿助教授の日常』
を読みました。
助教授の水柿君の日常あれこれ。
あくまでも、これは小説です。
と言いながらも、「これは実話なのでは!?」と思ってしまうエピソードあり。
ミステリと思って読んだら、がっくりくるかも。
エッセイに近いのかな?私小説?
水柿くんの影に、著者を思い浮かべれば、また楽しいと思います。
2007.03.12(Mon) | 【森博嗣】:Mシリーズ | cm(0) | tb(0) | ▲