はやみねかおるさんの
『ぼくと未来屋の夏』
を読みました。
山村風太、小学校六年生。
「未来を知りたくないかい?」―――夏休みに入る前日、ぼくは「未来屋」と名乗る不思議な男性、猫柳健之助に出会う。
彼に巻き込まれながら「神隠しの森」について調べる事になったぼくの、推理と冒険の夏休みのお話。
未来を推測する占いとは違って、確実に「知る」ことが出来ると言う未来屋の猫柳。
彼との出会いが風太の夏休みを特別なものに変えて行くのですが、そこには小学生ならではの感性や考え方などもあって、大人になった今となってはふと懐かしい気持ちも芽生えるお話でした。
推理要素も含まれていて、最後には「神隠しの森」についての色々な謎が解けて行く行程も楽しかったです。
不思議な青年、猫柳は本当に不思議で、その力はどんなものか分かるようで分からないようで。
謎に迫るに従って、風太は怖い体験もするのです。小学生にとっては大冒険・・・否、大人にとっても大冒険だと思います。
風太の心の動きと、風太が作中で執筆する「少年名探偵WHO」のお話も面白かったです。
あなたも風太と一緒にひと夏の冒険をしてみませんか?
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2014.10.06(Mon) | 【は行】:はやみね かおる | cm(0) | tb(0) | ▲