ハキダメ。 銀行員七野夏姫の渉外日誌
2016.5.11. / 株式会社 KADOKAWA
ミツバ銀行新宿支店渉外七課―通称「ハキダメ」。
七野夏姫はこの部署から何とかして脱出しようと奮闘していた。
そんなある日、経済産業省が打ち出した「クールジャパンプロジェクト」によって七野にある話が持ち上がり・・・
「クールジャパンプロジェクト」―――日本の漫画やアニメや小説などのコンテンツ産業を国を挙げて海外に展開していこう大作戦。
とっても良いな、と思いました。
それに対して銀行員の渉外担当の七野がどう関わってくるか、周りにどんな動きがあるか、読んでいてとても面白かったです。
前作の『作家彼女。 九条春華の「八坂が恋に落ちるまで」』を読んでいたらもっと面白いんだろうな、と思います。
残念ながら私はまだ読めていないので、機会があったら読みたいです。
いやぁ、それにしても勢いがあったし面白かった。銀行の役割とはこんな感じなのか、と。
著者さんが銀行員なので、銀行のあれこれが詳細に説明されていたり、こう・・・色んなジレンマに読んでいて苦しくなったり。
クールジャパンプロジェクトは現実ではどんな感じで実現されているのかな。
このプロジェクト自体も凄く魅力的で、登場人物たちも魅力的で、日誌形式で書かれていくのも面白くて。
その日の日誌を読み終わったら次の日の日誌が気になって気になって。
いやぁ、最後はしてやられた感満載でした。
次はどんな作品かな。楽しみだな。
「でも、アニメは違う。日本のものがダントツで最高品質です。同じモノは、どこにもない」
ジャパン・アズ・オンリーワン。
マンガやアニメは芸術であり、そして万人が楽しめる商品だ
地べたを這いつくばってるときにコケてもケガはしないけど、高いところを飛んでるときに墜落したら命に関わる
冷たい方程式。
一を救い、百を殺すか。
あるいは百を救うために、一を見殺しにするか――
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腐女子彼女。パート2
【満足度】★★★★★
【あらすじ】
好きになった人は・・・腐女子でした。
そんな僕と腐女子な彼女の日常のやり取りを綴ったブログ本。
僕と彼女のやり取りがほんわかしてほっこりしてあったかい気持ちになる一冊。