のぼうの城 上
2010.10.11. / 小学館
のぼうの城 下
2010.10.11. / 小学館
時は戦国。
秀吉配下の石田三成が、武州・忍城を総勢2万の軍勢を従えて取り囲んだ。
城代・成田長親は領民たちから「のぼう様」と呼ばれる武将。
浮城とも称される忍城の兵力は500。
長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻靭負らの癖のある武将たちを従えて三成軍に立ち向かう。
ようやく読めました。
読みたい、読みたいと思って中々読み進められなかったけれど波に乗ったらあれよあれよと終わりまで。
のぼう様と領民たちのやりとりがなんとも言えず、こんな武将も居たのかとビックリ。
そして、上巻の後半になって長親が立ち上がった時からはもうその凄いスピード感にハラハラドキドキ。
長親を取り巻く癖のある武将たちも、それぞれ味があってまた良い。
甲斐姫も勇猛果敢で、頼もしいばかり。
下巻でのかぞうたちが登場するところは、もう涙なしには読めませんでした。
なんというか、長親の人柄の凄さに圧倒された時間でした。
まさに、歴史に残る一戦ですね。
こんな戦いもあったのか、としみじみと思いました。
一生懸命生き抜いた先人たちが築いてくれた現在の日本。
今の平和に感謝をし、毎日を大切に生きて行きたいです。
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