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蓮

Author:蓮
ミステリーやらエッセイやら何やかや、その都度気になった本を読んでいます。
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神様の御用人7 / 浅葉なつ



神様の御用人7

2017.8.25. / 株式会社KADOKAWA



今回の御用の依頼主は月読命。
朝を迎える度に記憶を失くしてしまう彼は、いつも助けてくれる弟・須佐之男命への贈り物を探して欲しいとのことだった。
しかし、御用を聞こうと動く良彦の前に、今までとはちょっと違う壁が立ちふさがる。
一方、穂乃香も学校である生徒と出会い変わろうとしていた。

シリーズ第7弾。



今回はついにあの荒神・須佐之男命が登場します。
もう、その存在感たるやかくのごとし。
読んでいても、空恐ろしかったです。
良彦はいつものように御用の依頼主である月読命に寄り添おうと奮闘します。
ですが、彼らの前に立ち塞がるのはかつてない大きな壁。
神代の時代の出来事だったのです。
黄金も今回はちょっと違って、良彦が孤軍奮闘な感じが否めません。
須佐之男命が登場すると言ったら、もちろん婿の大国主神も出てきます。
でも、彼もいつもとは違うんですよね。
今回は冒頭部分から違っていて、それはまた不思議な感じでした。
神代の話と、現在の話が交差していきます。
穂乃香もまた卒業を間近に控え、変化の時が訪れたようです。
今回のキーワードは月読命といえば「月」という感じで。
神様も色々な切ない思いをされてきているのですよね。
良彦の頑張りも凄いけれど、それを支えて背中を押してくれる周りの存在も大きいと思います。
作中に登場したあの「月」を私も見てみたいものです。
それぞれが、それぞれの道で進んで来ながらも、助け合い支え合う。本当に素敵な物語でした。
新作が出るのをまた楽しみに待とうと思います。



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2017.12.06(Wed) | 【あ行】:浅葉 なつ | cm(0) | tb(0) |

神様の御用人6 / 浅葉なつ



神様の御用人 (6)

2016.8.25. / 株式会社KADOKAWA



東京の地に降り立った良彦と黄金。
そこで、良彦が出会ったのは驚くべき人物だった。
時を超えて繋がる人と人との絆が見せる物語。

シリーズ第6弾。



今回はなんと東京進出です。
初めて降り立った東京の地の圧倒的なビル群に驚く良彦…分かる、分かるよ、驚くよね。
今回は3本仕立て。
一柱は、東京の地で有名なあの方の伝説に基づいた物語。これはまたキュンと切なくなりました。
そこで出会ったあるお方との、何とも言えないご縁。
そして、二柱で今までの伏線が回収されていく様は、もうね感動しながら、やられたって感じでした。
また、三柱では九州の地であの三女神たちと出会います。時を超えてなお紡がれる人と人、人と神の絆は優しくて、あたたかくて、切ない物語でした。
今回も良彦のまっすぐさに救われた感じです。
次はもうすぐ発売の最新刊です。次はどんな物語が紡がれるのか楽しみです。



『先祖の魂は子孫に伝はる
 我が身生れてあるは、即ち是れ、先祖の身分かれたる故也』


親の魂は子に引き継がれ、その親にも両親があり、遡っていけばいくほど、顔も知らない先祖の魂(心)や肉体が、今を生きる自分に積み重なって、引き継がれていることを思い知るのだ。


記録や文字に残ってない人たちの営みがあって、そこびいろんな生き死にや想いがあって、それが繋がって今があるんですね





2017.07.27(Thu) | 【あ行】:浅葉 なつ | cm(0) | tb(0) |

香彩七色 ~香りの秘密に耳を澄まして~ / 浅葉なつ



香彩七色 ~香りの秘密に耳を澄まして~

2013.6.25. / 株式会社アスキー・メディアワークス



秋月結月は犬並みの嗅覚を持つ女子大生。
ある人との出会いがきっかけで、今まで何気なく嗅いでいた香りの世界の奥深さを知ることとなる。
香りに導かれるように、秘密が明らかになっていくアロマミステリー。



世の中には色々な香りが漂っています。
自分で嗅ぐことの出来る香りもあれば、嗅ぐことの出来ないレベルの香りもあります。
香りの表現も人それぞれで、この本ではひとつの香りについて結月の表現と結月が出会った千尋の表現が違っていてそこもまた興味深かったです。
香道というものについても、知ることが出来て面白かったです。
この本では3つの香りについての物語が描かれています。
どれも優しくて、そしてちょっと切ない物語です。
千尋に出会うことで今までの自分の世界の見え方が変わった結月。
香りに導かれて出会った人々と、彼らの秘密。
香りって奥深いですね。
確かに自分の好きな香りに出会うとほっとして癒されたりします。
目に見えないけれど、そこにあって、そして心に届いてくるもの。
香りの他にも存在する、そんな目に見えないあたたかくて優しいものたちを、私も大事にしたいなと思いました。



この世界にはね、目には見えないけど大事なものの方が、ずっと多いんだ


目に見えるものだけが、この世のすべてじゃないってこと


その人にはその人の、思い出の味や香りがある。それはきっと、どんなに歳をとっても変わらないものだ。


他人のすべてを、理解しようなんてことは不可能だ





2017.02.01(Wed) | 【あ行】:浅葉 なつ | cm(0) | tb(0) |

神様の御用人5 / 浅葉なつ



神様の御用人 (5)

2015.12.25. / 株式会社KADOKAWA



遂に御用人本採用となった良彦。
相変わらず神々からの無茶振りな御用を叶えに奔走する。

シリーズ第5弾。



今回は九州まで足を延ばすことになります。
本採用となったからと言って待遇が変わるわけではないのに、本当に良彦はよく頑張っていると思います。
穂乃香ちゃんもよく頑張っていて凄いです。
九州のあの神様や、かの英雄、身近な神様に、七福神のあの一柱が登場したりと、今回も色んな神様が登場して楽しかったです。
ほんわか、あったか。
じーんとしたり、考えさせられたり。
良彦自身が自分のことを振り返っているところでは、私自身も自分のこれまでを振り返って何とも言えない気持ちになりました。
これから良彦や穂乃香ちゃんたちがどう変わっていくのか、どんな神様たちに出会うのか、最後の予兆が何を意味するのか、ドキドキしながら続編を読ませていただこうと思います。



掃除ってのは、神業だって


穢れを祓い清める、尊い仕事だってな


赤子の無垢の目は、我々神の本質を見抜く。見てくれで怖がるのは、自我が芽生えてからだ


やりたいと思うことはまたきっと出てくる。そうしたらそれを、とことんやればいいだけだ


そもそも愛なんて、無謀なもんだろ


見えないからこそ、大切にしないといけないんじゃないかな





2016.11.29(Tue) | 【あ行】:浅葉 なつ | cm(0) | tb(0) |

神様の御用人4 / 浅葉なつ



神様の御用人 (4)

2015.6.25. / 株式会社KADOKAWA



今度の御用で和歌山に向かった良彦と黄金。
御用の主は紀国国造の祖として祀られている天道根命(あまのみちねのみこと)だった。
彼の神は、夢の中に出てくる女性を、簪を元に探して欲しいと頼むのだったが・・・

神話の時代と現在がリンクするシリーズ第4弾。



今回は初の長編。
天道根命の話が続きます。
でもそれだけじゃないんですよ。
現在の人の子たちの話も複雑に絡み合ってきて、読み応え抜群。
読み進めれば進める程に、涙が溢れて止まりませんでした。
外出先で読み進めなくて良かったと思いました。
2600年前のことを調べるって本当に凄いことで。
でも、歴史書に記されていることが全てじゃなくて、記されていないことにもそこに生きた人々の想いがあるんですよね。
語り継がれていく話、受け継がれていく命。
愛情の形にもそれぞれで。人が人である為に、自分が自分であると証明するためにもがく者たちの姿には心打たれました。
私自身、自分が何の為に生きているのか自問自答する日々です。
でも、このシリーズを読むと、脈々とご先祖さまたちから受け継がれてきたこの命を、大切に、精一杯生きようと思えるのです。
今回も、読了後にほんわかとあったかとした優しいものが心に沁み込んで来ました。
出会えて良かった。
次回作も楽しみです。


困ってるって言われたら、手を貸さないわけにいかないじゃん


ただ、そういう伝承があることを、名草戸畔という心優しき『母』がいたことを、忘れてほしくないだけなんだ……


何よりも飢えを恐れた時代があったことを覚えておくといい


お前が、私の弟で良かった――


あなたは独りではありません(中略)目に見えるものも、目に見えないものも、あなたが拒絶しない限り、あなたの傍にあるんです。


憧れたり祈ったりするだけじゃ、望む未来は降ってこないわ。あなたの人生を決めるのは神じゃない。あなたの意志よ。




2016.07.28(Thu) | 【あ行】:浅葉 なつ | cm(0) | tb(0) |