博士の愛した数式
平成17年12月1日 / 株式会社 新潮社
「ぼくの記憶は80分しかもたない」
数学博士の背広には色々な事柄を書いたメモが所狭しと留められている。
そんな博士の家に家政婦にやって来た私と、息子。
三人と数学が織り成す悲しくも優しい物語。
第1回本屋大賞受賞作。
数学がこんなにも愛おしいものだなんて、素晴らしいものだなんて、この本を読んで気付いたよ。
学生時代に数学は好きだったけれど、こんな風に考えたことは無かったなぁ。
博士の記憶が80分しかもたない、ってところもミソで。
博士の優しさとか、世間の色々な理不尽なこととか、淡々としながらも色々ありながらも、読み終わったら優しい気持ちになるような話だったよ。
数学の奥深さも垣間見れた気がしたよ。これを読んだ後に勉強してたらどんな感じだったんだろうね。
ほっこりをありがとう。
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2016.02.12(Fri) | 【あ行】:小川 洋子 | cm(0) | tb(0) | ▲