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Author:蓮
ミステリーやらエッセイやら何やかや、その都度気になった本を読んでいます。
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人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly? / 森博嗣



人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly? (講談社タイガ)

2018.10.22. / 株式会社 講談社



キョートで開催される国際会議で、生殖に関する新しい医療技術が発表されるという。
実行委員であるハギリは、その発表の前にある作戦が実行されることを知る。

シリーズ第10弾にして最終作。



遂に、Wシリーズの完結です。
今回の舞台は日本。
安全と思われていた日本での国際会議。
ハギリの護衛として、いつものメンバーが付き添います。
そして、知らされるある作戦。
そんなことをするのか、と。
これは人工知能…トランスファとの戦いでもあります。
ウォーカロン・メーカが発表しようとしている生殖についての新しい医療技術。
今までの伏線が見事に回収されていきます。
そこに、そんな意味があったのか、と。
そして実行された作戦。
ハギリと共にあったのは、お馴染みのウグイです。
今回は、ウグイとハギリのやり取りも、ギュッと来ました。
このある意味停滞した未来において、人の感情がどう動いていくのか。
トランスファたちの思考の先にあるものと、人間が持つ突拍子もない思考。
ある意味、人工知能対人間でした。
そして、かつてない戦い。
これは手に汗握りました。
情報局員たちの凄さも改めて目の当たりにしました。
最後のシーンでは、ほっこりもしました。
生命とは何か、生きるとは何か、シリーズを通して語り掛けてくるWシリーズもこれにて完結。
ウグイとハギリ、そして他の登場人物のその後がどうなったかも知りたいですけれど、それはまた別の話なのでしょうね。
私にとってはとても難しかったWシリーズ。
でも、生きる事についてはいつもいつも考えさせられました。
著者の今までのシリーズのような小説も楽しいけれど、これはまた違った意味で趣深いシリーズでした。
お疲れ様でした。




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2019.02.13(Wed) | 【森博嗣】:Wシリーズ | cm(0) | tb(0) |

天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow? / 森博嗣



天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow? (講談社タイガ)

2018.6.20. / 株式会社 講談社



エア・アフリカンの旅客機が、乗員乗客200名を乗せて行方不明になった。
一方、日本のウォーカロン・メーカのイシカワでテロが起こり、ハギリはウグイたちと共に九州へと向かう。

シリーズ第9弾。



今回も「命」「人間」「生きること」などについて考えさせられた一冊でした。
ウォーカロン・メーカでのテロ事件。
旅客機の行方不明事件。
一見、関係のないように思えるこのふたつの事件は、複雑に絡み合っています。
今回は、キガタの活躍が凄かったですよ。
もちろん、ウグイも出てきます。
ハギリとウグイのやり取りは、やっぱり絶妙ですね。
そして、トランスファたちの存在。
人工知能と、人間の思考の境界。ウォーカロンと人間の境界。
過去の事件との関係。
色んな線が複雑に絡み合っていて、また過去の不明だった点がここで明らかにされたりして、興味深かったです。
私にとっては、やっぱり内容は難しいのですが、命ということ、生きるということについて自分自身に省みる良い機会でした。
ハギリたちは今度どのような展開を迎えるのか。また次巻を楽しみにしています。




2018.09.18(Tue) | 【森博嗣】:Wシリーズ | cm(0) | tb(0) |

血か、死か、無か? Is It Blood,Death or Null? / 森博嗣



血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null? (講談社タイガ)

2018.2.20. / 株式会社 講談社



「人間を殺した最初の人工知能」と言われているイマン。
その解析の為に、ハギリたちはエジプトへ向かう。
一方で、蘇生に成功したナクチュの冷凍遺体が行方不明になる。
一体、誰が何のために彼を連れ去ったのか。

シリーズ第8弾。



ますます、難しくなってきました。
新たな人工知能イマンの登場です。
過去のあれこれも、またひとつ謎が解けたような感じはするのですが、それと並行してまた新たな謎が生み出されていきます。
冷凍遺体の謎、人工知能の闘い、ウォーカロンと人間の違い、あの人物の存在。
巻を増すごとに複雑さに輪がかかって行きます。
私の頭ではついていけなくなってきました。
うーん、難しい。
ただ、やっぱりハギリとウグイのやり取りを見るのは一番楽しいなぁというのは変わりません。
今回はキガタ、アネバネに加えて新しい局員も登場しますよ。
これから、このシリーズがどのようになって行くのか、また頭をしっかり働かせながら読んで行きたいです。




2018.07.06(Fri) | 【森博嗣】:Wシリーズ | cm(0) | tb(0) |

ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity? / 森博嗣



ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity?

2017.10.18. / 株式会社 講談社


ハギリはスーパ・コンピュータのペガサスから、パリで逃げ出したウォーカロンたちはクローンを産む可能性があるという情報を得た。
彼らを探してインドに赴いたハギリは、資産家のケルネィと出会う。
彼は、自分の三人目の子どもについてある疑問を抱いていた。

シリーズ第7弾。



今回は、クローンのお話でした。
ハギリたちの時代でも、クローンについてはとても繊細な問題のようです。
ウォーカロンと人間の違いだけでなく、そこにクローンの存在が出てくると、「人間とは何か。命とは何か。」と考えさせられます。
今回から、ハギリに同行するのはキガタという局員です。
ウグイとのやり取りを中々見られないというのは、なんとなく切ないです。
ツェリンなどの今まで出会った研究者や、トランスファのデボラ、人工知能のアミラにオーロラもまたまた登場します。
今回のインド訪問は、ハギリにとってもまたひとつのターニングポイントだったのではないでしょうか。
今後、どのように展開していくのか興味深いです。



2018.03.21(Wed) | 【森博嗣】:Wシリーズ | cm(0) | tb(0) |

青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light? / 森博嗣



青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light?

2017.6.20. / 株式会社 講談社



かつて北極基地に設置されたスーパ・コンピュータ、オーロラ。
基地閉鎖後も彼女は海底五千メートルに潜って学習し続けていた。
ハギリは海底五千メートルに引きこもった彼女の停止を依頼された。
いったいどのようにしてこの任務を達成させるのだろうか。

シリーズ第6弾。



今回の舞台は北極点。
北極点から見る月の描写が素敵でした。
また、新たなスーパ・コンピュータの登場です。
彼女の名前は、オーロラ。
名前からして素敵ですよね。
五千メートルもの深海に沈んでいて連絡の取れない彼女とどのようにコンタクトをとって行くのか、どのように彼女にこちらを見てもらうのか、ハギリに託されたとても大きな任務でした。
ウグイとハギリの相変わらずのやり取りも面白かったです。
そこに、デボラが加わってなんだか不思議な三角関係の出来上がりです。
生命とは何か、人間とは何か、有機と無機の違いとは何か…
彼らが目指しているのは、なんだかとても難しいところのように感じます。
難しいけれど、考えずにはいられない、彼らの生活の中の重要な問題ですものね。
人工知能と人間のやり取りというのも、最早人間と人間のやり取りのようでなんだか不思議な感じでした。
まだシリーズが続くようなので、彼らがどのように進んで何を見つけていくのか、また読ませていただきたいと思います。



2017.09.14(Thu) | 【森博嗣】:Wシリーズ | cm(0) | tb(0) |