広島電鉄殺人事件
2018.1.20. / 株式会社 新潮社
広島電鉄の若い運転士が襲われた。
調べてみると、彼はライトレールの制限速度を超過する事件を起こしていた。
彼のことを調べて行く内に、過去に長野で起きた殺人事件との関係が次第に明らかになる。
十津川警部は長野と広島に向かう。
西村京太郎さんの十津川警部シリーズは、テレビドラマでは何度も観ていましたが、小説を読むのは初めてでした。
今回は、題名に惹かれて読みました。
私は、シリーズの順番通りに読みたいという思いが強いのですが、十津川警部のことはテレビドラマを通して知っていたので、シリーズの途中からでも楽しめました。
何よりも、本当に良く調べられているな、と感心しました。
知っている地名が出て来ると、楽しくてワクワクしますね。
事件そのものも、広島電鉄の運転士という馴染み深い職業の方が関わっているので、ハラハラドキドキが凄かったです。
今まで知らなかった広島電鉄のことが知れて、そこも楽しかったです。
過去の事件と現在の事件が絡み合って行くのは、上手い具合になっているなと思いました。
最後は、そこでそうなるのか…という感じでしたが、著者さんの著書を読んだのが初めてだったからそう感じたのかもしれません。
また知っている地名が絡んでいる作品を見つけたら、読んでみたいなと思います。
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2018.06.12(Tue) | 【な行】:西村 京太郎 | cm(0) | tb(0) | ▲