地方騎士ハンスの受難〈5〉
2016.2.6. / 株式会社アルファポリス
季節は冬。
ハンスたちの街を災害級のドラゴンが通過するかもしれないという情報が入った。
ハンスは日本人たちにこの非常事態を乗り切るために協力を仰ぐ。
シリーズ第5弾。
ナナナとの戦いから季節は過ぎて、いつの間にやら冬になっていました。
今回は、ケンイチが大活躍!…というか、大張り切りですね。
相変わらずキョウジとハンスの胃痛は尽きません。不憫です。
ナナナも加わって、更に強くなっていくハンスの街の日本人軍団。
でも、隣国でもファヌルスが動いています。
隣国との関係がどうなるか、恐ろしくもあります。
そんな中での、ウィンタードラゴン騒動。
ケンイチの張り切りようには圧倒されましたが、ウィンタードラゴンとのやり取りにはドキドキしました。
四天王とケンイチの出会いも明らかにされて、なんというか、ほっこりしました。
相変わらずの日本人たちですが、人数が増えて賑やかになって、良いなぁと思いました。
次巻、どのような災難が起こるのか、ハンスとキョウジの胃痛はもつのか、楽しみです。
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地方騎士ハンスの受難4 (アルファポリス)
2015.9.4. / 株式会社アルファポリス
ハンスたちはロックハンマー侯爵から、ある漁村の沖合に出没したものについての調査を依頼される。
日本人たちを連れて漁村にやって来たハンスが見つけたのは巨大人工浮島(メガフロート)とその周りに跋扈する怪物たちだった。
そして、女海賊姿で彼らを指揮しているのは、なんと日本人だったのだ。
ハンスたちの巨大人工浮島攻略作戦が始まる。
シリーズ第4弾。
新たな日本人、ナナナの登場です。
これで何人目の日本人だろうか。
彼らがどうしてこんなに沢山、異世界にやってきているのだろうか。
その理由はまだ分かりません。
だけれど、この巻で日本人がハンスの周りだけではなく出現しているというのが分かります。
これはきな臭い。
何か起きそうです。
いや、実際にもう起きているのですが。
今回はまたいつもと違った展開です。
巨大人工浮島(メガフロート)を作ってしまう彼女の能力、これもまた面白いです。
そして、ハンスたちの作戦も凄いですよ。
前巻では、私にとってちょっと苦手だったムツキも、キョウジの活躍もあり、今巻ではその印象が変わっています。
私にとってはとっても良かったです。
沢山日本人が居るけれど、私はやっぱりキョウジが好きだなぁ、と。
さてさてこれから先、この異世界で何が起こるのか、ハラハラするけれど楽しみでもあります。
ハンスの受難はまだまだ続きそうです。
地方騎士ハンスの受難3 (アルファポリス)
2015.4.10. / 株式会社アルファポリス
ハンスたちの街で、豊作を祈願するお祭りの準備が始まった。
それぞれ準備に張り切る日本人たち。
そんな中、街道で発見された黒髪の女性が連れていかれた領主の館でトラブルを巻き起こす。
シリーズ第3弾。
お祭りが大好きな日本人。
ハンスの周りの日本人たちもそれは同じようで、特にキョウジの張り切り具合が見ていてほっこりしました。
その方向性は凄いんだけれどね。
私は、キョウジくん好きだなぁ。
前半は、お祭りの準備で盛り上がる様子やら、ロックハンマー侯爵の元に捕らえられているセルジュ・スライプスの話とかで面白かったです。
ただ、セヴェリジェ・コールストが街道で発見したムツキという日本人。
彼女が暴走していく様は、読んでいてしんどかったです。
どうも、彼女の考え方が私はちょっと苦手みたいで…
ハンスたちが好きだからかなぁ。ロックハンマー侯爵も良い人だからかなぁ。
だから、後半はちょっと読む速度が失速しました。
人によっては、楽しめるかもしれません。
お祭り準備は本当に楽しかったです。
地方騎士ハンスの受難〈2〉
2014.12.5. / 株式会社アルファポリス
日本人たちは、今度は温泉を探そうと動き出す。
そんな折、湯煙が立ち上るダンジョンを発見する。
実はこのダンジョン、ただのダンジョンでは無かったのだ。
シリーズ第2弾。
さぁ、今度は温泉探し。
日本人は温泉が好きですよね。
今回は、新たにイツカという日本人が登場します。
彼女の能力は「ダンジョンマスター」。
それがどんな感じかは、本編を読んでいただくとよく分かります。
私は、イツカの性格も中々好きです。
そして、今回はケンイチのところの四天王も登場します。
その正体にビックリ。
ケンイチ、お主やるなぁ…
みんなでピクニックに行ったりもするんですよ。
ハンスは今回も受難に悩まされますが、それも彼の宿命なのかもしれませんね。
ビックリドッキリ温泉回、楽しく読ませていただきました。
地方騎士ハンスの受難
2014.8.8. / 株式会社アルファポリス
地方で穏やかに暮らしていた元凄腕騎士団長ハンス。
彼の元に凄い能力を持つ「にほんじん」たちが4人もやってきた。
どうやら彼らは異世界からやって来たらしい。
そんな彼らの登場により、ハンスの受難の日々が始まったのだ。
シリーズ第1弾。
これ、めっちゃ面白い。
いやぁ、異世界モノなんだけれど、こんなに一度に異世界にやってきてどうなるのって思ったら、そうなるの、って感じで。
もうね、面白い。
終始にやにやしながら読んでいましたよ。
魔獣使いに、超回復魔法使い、超身体能力者、千里眼…と多種多様な能力と、それを有する人物たちの個性の強さ。
現代に居たら一緒に行動することもないかもしれない「にほんじん」たちが、異世界で力を合わせて恩人のハンスを助けていくってのもまた面白い。
このハンスが想像以上に凄い人だったってのは、物語を読み進めていくと分かるんですけどね。
本当に、この本に出会えて良かった。めっちゃ楽しかった。
一気に読んでしまいましたよ。
まだシリーズ続刊があるそうなので、是非読みたいですね。
こんなにも一度にハンスの元に集結したのも何か意味があるのかも…なんて思っちゃいます。
どうなるのかな、楽しみ。