アリシアの三姉妹 (講談社BOX)
2011.5.6. / 株式会社講談社
ウソを受け付けない体質の真実一朗。
彼の親友である赤塚ヒヅキの父が殺されたことにより、ある三姉妹と関わることになる。
伝説の女子高生探偵・不鏡アリシアの血を受け継ぐ彼女たちは、探偵に必要な資質をそれぞれが受け継いでいた。
一朗は彼女たちと協力して「神犯人(しんはんにん)」を名乗る犯人を捕まえることが出来るのだろうか。
「ホントウつき」という設定が面白かったです。
ウソを聞くと、頭痛がする。人間ウソ発見器ですよね。他にもホントウつきの体質はあるのですが、それは本編にて。
このホントウつきという一朗は、探偵の相棒としてはなんとも頼もしい限りです。
三姉妹も、キャラが面白かったです。探偵の資質…確かにという感じでした。
神犯人に至る過程では、途中で犯人が分かりました。私にしては珍しい。
なので、これは推理小説というよりかは、ラブコメ要素が強い一冊なのかもしれません。
ホントウつきの一朗にとって、彼の体質を理解してくれる人というのは本当にかけがえのないものだというのはひしひしと伝わりました。
彼が彼の体質と付き合いながら、楽しい日々が送れることを祈るばかりです。
スポンサーサイト