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蓮

Author:蓮
ミステリーやらエッセイやら何やかや、その都度気になった本を読んでいます。
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古事記異聞 鬼棲む国、出雲 / 高田崇史



古事記異聞 鬼棲む国、出雲 (講談社ノベルス)

2018.6.6. / 株式会社講談社



日枝山王大学の民俗学研究室の橘樹雅は、研究テーマの出雲について担当教官の御子神伶二から「殆ど理解できていない」と言われ単身出雲へ向う。
一方、出雲の黄泉比良坂では巫女が髪を切られ、左眼を簪で貫かれた遺体となって見つかった。
出雲国四大神とは何なのか、出雲の知られざる歴史が紐解かれる。

新シリーズ第1弾。



新シリーズを読み始めました。
今回動き回るのはこの春から大学院生になる橘樹雅です。そして彼女の所属する研究室の御子神伶二と波木祥子も一癖も二癖も有りそうです。
彼女が御子神の言葉により、出雲に向かうと決めたその時と並行して事件が起こります。
出雲の黄泉比良坂での不可解な事件と、彼女の研究がどう繋がっていくのかと思っていたら、そう繋がったのか、と。
これも縁なのでしょうね。
初めて聞く「出雲国四大神」。出雲と言えば、出雲大社をすぐに思い浮かべるのですが、いやはや奥が深い。
本当に歴史は知られていないこと、忘れられていることが多いのですね。
著者さんの他のシリーズで出雲が出てきていましたが、さらにさらに掘り下げられていて、頭がこんがらがりそうです。
謎がいっぱい。
でも、本書を通してその謎が少しずつ一面を見せてくれるところが面白い。
もちろん、事件の方の進展も気になる所。
読了後は、何とも言えない不思議な気持ちになりました。
出雲には行ったことがあるので、その空気感を思い出したからでしょうか。
さて、まだまだ雅の旅は続きます。
次巻、どのような展開になるのか楽しみです。




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2018.11.13(Tue) | 【た行】:高田 崇史 | cm(0) | tb(0) |

カンナ 京都の霊前 / 高田崇史



カンナ 京都の霊前

2012.7.4. / 株式会社講談社



甲斐と貴湖は社伝を追って京都へ向かった。
日本の歴史を変えようとする組織と守ろうとする組織。
それぞれの忍者軍団が遂に激突する。
戦いの最中、甲斐にも変化が…
聖徳太子と天皇にまつわる謎も紐解かれる。

シリーズ第9弾にして最終巻。



遂に、カンナシリーズ完結です。
最後の戦いは凄かった。
忍者たちの戦い。
歴史を守ろうとするもの、変えようとするものたちの強い思い。
連綿と受け継がれてきた血と思想。
勝者が自分たちに都合の良いように伝えてきた歴史の意味とは。
偽書として伝えられてきたものの中に真実は隠されているのか。
歴史書を紐解いていく中で、疑問に感じたことを独自の視点で書き記していく著者の考え方は凄いなと思います。
そんな考え方もあるのですね。
最終巻は、天皇と聖徳太子にまつわる話でした。
私たちが知らないだけで、今もどこかで忍者の末裔たちが甲斐たちみたいに研鑽を積んでいるのかもしれません。
甲斐の隠された力が覚醒するところも凄かったです。
甲斐を取り巻く人間関係が今後どうなっていくかも気になります。
最終巻なのに、最後にあの人たちが出て来るから、そちらのシリーズも読みたいですね。
そしたら、どうしてそうなったのか、また別の視点で見れるかもしれません。
学生時代には、歴史の授業を学んだらそれが正しいと思っていました。
でも、この著者さんの作品に出会って、違う考え方もあるのだと気付かされました。
まだ自分でここまで深く考えることは出来ませんが、これからもこの著者さんの作品を通して、自分の学んでない、知らない歴史の側面を知ることが出来たら良いなと思います。
立場が違えば、同じ事柄でも違って見えるものですものね。
歴史もそうなんですよね。
まずは、カンナシリーズお疲れ様でした。楽しませていただきました。ありがとうございました。
またいつか、どこかで、甲斐たちの今後を知ることが出来たら、嬉しいです。



何年経とうが、歴史は生きて流れておる。決して化石となって横たわっているわけではない。脈々と、まだ鼓動を続けておるんじゃわい


重要な真実は、いつも歴史の裏に隠されているのよ。私たちが何の苦労もなく眺められる歴史なんて、大抵が粉飾されている。


ただ一つの価値観ではなく、他にもさまざまな価値観がある。それを持つことは、決して間違いではないということが分かれば、それはそれで面白い





2018.06.09(Sat) | 【た行】:高田 崇史 | cm(0) | tb(0) |

カンナ 出雲の顕在 / 高田崇史



カンナ 出雲の顕在

2011.7.6. / 株式会社講談社



逃げ続ける諒司は密かに竜之介を出雲に呼び出す。
甲斐は聡美と共に竜之介を探しに出雲に向かう。
出雲大社と素戔嗚尊の関係を探りながら竜之介を追う二人。
「金烏玉兎」と言う言葉の示すものとは…

シリーズ第8弾。



今回は、ついにここまで来たかという感じでした。
諒司が竜之介に単独で接触。
そして、恐ろしいまでの事実を話します。
揺れ動く竜之介の心。
襲い来る魔の手。
甲斐は甲斐で、今回は聡美との道中になります。
聡美は聡美で考えていることがあるようです。
様々な思惑が複雑に絡み合う中、物語は収束地点へと加速していきます。
素戔嗚尊が背負った、悲しいまでの業。
出雲大社の存在。
最後に裏切るのは誰か。
どうぞ、ドキドキしながら読み進めて下さい。
私も、最終巻を早く読みたいです。



2018.06.04(Mon) | 【た行】:高田 崇史 | cm(0) | tb(0) |

神の時空 前紀 ―女神の功罪― (かみのとき ぜんき ―めがみのこうざい―) / 高田崇史



神の時空 前紀 ―女神の功罪―

2017.9.6. / 株式会社講談社



潮田誠教授が主宰する天橋立へのバスツアーで起こった事故の全容を解き明かす。
事故の2年前に、潮田教授が在籍する大学の関係者が次々と野犬らしきものに殺された。
教授の助手の永田遼子は、神功皇后について調べていく内にあることに気付く。

シリーズ第9弾にしてエピソード0の一冊。



今回は、陽一たちは出てきません。
その分、不思議な感じもしたし、ああこれが始まりだったんだな、と思いました。
全てが始まったとされる天橋立バスツアーの全員死亡事故。
なぜ、潮田教授があのようなツアーを主宰したのか、どうして事故が起こったのか、その全容が分かります。
その過程で明かされていく神功皇后の記録。
そういう考え方もあるのか、と思いながら読んで行きました。
読了後は、なんとも悲しくてやるせない気持ちになりました。
うーん、歴史は奥深いですね。
そして、とても難しいです。
今回も高村たちはとても怖かったです。



2017.11.17(Fri) | 【た行】:高田 崇史 | cm(0) | tb(0) |

神の時空 ―京の天命― (かみのとき ―きょうのてんめい―) / 高田崇史



神の時空 ―京の天命―

2017.4.5. / 株式会社講談社



日本三景である松島、天橋立、宮島に次々と異変が起こった。
いよいよ高村皇たちの総攻撃だ。
辻曲兄妹たちは、今まで出会った女性たちと共に、神々を鎮めるために立ち向かう。
そして、摩季に「死反術」を行う期限も迫る。

シリーズ第8弾。



遂に完結です。
全員集合。総力戦です。
場面が次々と変わるのでついていくので精一杯だったのですが、沢山の神々たちのことをまた知ることが出来て勉強になりました。
知っている場所が出てくると、また感慨深いものです。
今まで出会った人たちが勢揃いしていくのもクライマックス感が強かったし、明らかにされていなかった過去の関係などを知って行くのも色々な糸が繋がっていくようで面白かったです。
神々がどうして祀られるようになったのか、それを知るということは本当に大切な事なんですよね。
高村皇の考えていることも知ることが出来ます。
どうなることかと思ったのですが、これでシリーズ完結です。
完結後も読んでみたいな、と思わせてくれるシリーズでした。
摩季の死からの怒涛の数日間、お疲れ様でした。



天の原 ふりさけ見れば
霞立ち 家路まどひて
行く方知らずも


大江山いく野の道の遠ければ
  まだふみもみず天の橋立


橋立の松の下なる磯清水
  都なりせば君も汲ままし


九重の花の都に住はせで
  はかなや我は三重にかくるる


散りぬべき時知りてこそ世の中の
  花も花なれ人も人なれ


自分で自由に使える時間を奪われてしまうことほど、悲しく辛いことはないからな。


もともと日本には(中略)世界中の、およそ一割の火山が存在するといわれておる。実際にこうして日本地図を眺めても、百を超える火山が載っている。ゆえに、地震も多い。


『二礼二拍手一礼』っていうのは、明治時代になってから決まったことだから


さねさし相武の小野に燃ゆる火の
  火中に立ちて問ひし君はも





2017.07.04(Tue) | 【た行】:高田 崇史 | cm(0) | tb(0) |