波上館の犯罪
2014.8.6. / 株式会社講談社
小島の上に白亜の洋館が佇んでいる。
波上館と呼ばれたその洋館で、芸術家である館主の波丘俊一郎が死んだ。
残された人々の周りで、連続殺人が起こる。
これは全ての言葉が伏線となっているミステリーである。
著者の本を約10年ぶりに読みました。
亡くなった元館主の仕業としか思えないような連続殺人。
「全ての言葉が伏線」ということで、どのように繋がっていくのかと思えば、最後にきてなるほど確かにそうだ、と思いました。
これは内容には直接関連がない「交響曲シリーズ」の第6番だそうです。
全ての言葉が伏線になるように書かれるのは、本当に凄いなと思いました。
約10年経ちましたが、あの時の「またいつか他の本も読んでみよう」という思いを実現出来て良かったです。
前回読んだ本が私にとっては怖いものだったので、今回はどうかなとドキドキしながら読みましたが、前回よりかは怖くなくて最後まで一気に読めたので良かったです。
スポンサーサイト
2017.01.27(Fri) | 【か行】:倉阪 鬼一郎 | cm(0) | tb(0) | ▲
2007.04.12(Thu) | 【か行】:倉阪 鬼一郎 | cm(0) | tb(0) | ▲