赤川次郎さんの
『やり過ごした殺人』
を読みました。
大泥棒の母親、殺し屋の長男、弁護士の次男、詐欺師の長女、刑事の末っ子の早川一家を狙う敵が登場。
長男の克己のところにきた謎の依頼、母親の香代子の店は爆破されたりと、早川家の周りで事件が起こる。
次男の圭介の妻(妊娠7カ月)が誘拐されたことにより、事件はさらにスピードを増す。
末っ子の正実の実直さが可愛くて、次男の圭介は家族のことをいつも考えていて、長男の克己はクールで、長女の美香は自由で、全てを包み込む大泥棒の香代子が家族の中心で・・・と、とんでもない一家だけど、とっても結束は強くて、そこが素敵だなって思いました。
今回は、リル子の自由さとかもなかなか笑わせてもらいました。
各章ごとにドキドキして、次がどうなるのかと思いながら、あっという間に最後まで読むことができました。
いやぁ、本当に面白かった。
色々複雑に絡み合ってるところが、読んでいる側からしたらもどかしくて、全部が解けた時のスッキリさと言ったら、気持のよいものでした。
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2011.07.02(Sat) | 【赤川次郎】:早川一家 | cm(0) | tb(0) | ▲