
華麗なる探偵たち (徳間文庫)
【あらすじ】
鈴本芳子、20歳。
父の遺産を狙った叔父夫婦にはめられて、精神病棟にいれられたのだ。
そこで出会った、シャーロック・ホームズや、ダルタニアンたちの力を借りて、真相を探る。(「英雄たちの挨拶」より)
他、5編収録。
【感想】
第九号棟の仲間たちの個性の強いこと、強いこと。
本当にその人物だと思い込んでいて、さらに能力もその人物の得意分野に長けていて、
それを生かしての探偵業、ナイス過ぎます。
ダルタニアンの運動神経抜群なところと、ホームズの頭脳明晰なところに、芳子の行動力もあわさって、
頼まれた事件を解決していく様は読んでいて、爽快でもあり、楽しいです。
忘れてはいけないのは、エドモン・ダンテス。彼はトンネル掘りの名人なのです。
短編集なので、サクっと一気に読めてしまいます。
続編も出ているので、また読んでみたいと思います。
【発行日】1986.4.15.
【発行所】徳間書店
【収録作品】
①英雄たちの挨拶
②死者は泳いで帰らない
③失われた時の殺人
④相対性理論、証明せよ
⑤シンデレラの心中
⑥孤独なホテルの女主人
【登場人物】
①鈴本和江、鈴本仁志、鈴本志郎、芳子、高木、父、母、男、久米、番人、シャーロック・ホームズ、ナイチンゲール、マリア・カラス、ヘレン・ケラー、ヴィクトリア女王、ダルタニアン、エドモン・ダンテス、高木俊一
②市村、大川一江、島津、哲志、酒木和宗、酒木、卒業生、荒木、鈴本芳子、バーナード・ショー、シャーロック・ホームズ、ダルタニアン、エドモン・ダンテス、アリストテレス、サラ・ベルナール、警察、OL、サラリーマン、上司、バレンチノ、監視員、シュバイツァー博士、一般客
③大里和哉、大里祐子、母、草田俊一、医者、草田哲次、奥さん、同僚、鈴本芳子、大川一江、シャーロック・ホームズ、ダルタニアン、エドモン・ダンテス、バルサック、プレーヤー、迫田、安本、マルセル・プルースト
④市山和行、ルミ、羽田哲平、シャーロック・ホームズ、戸川、講演者、講師、母、浜田、アインシュタイン博士、若い男、大沼、ダルタニアン、警備員、鈴本芳子、大川一江、ナポレオン、カスター将軍、マルチン・ルター、警察、アリストテレス、ベートーヴェン、教授、事務局の人、女の子、エドモン・ダンテス、シューベルト、チャーチル、ド・ゴール、ヘレン、弁護士
⑤立山、小沼正志、警察、鈴本芳子、大川一江、ホテルの人、シャーロック・ホームズ、ダルタニアン、エドモン・ダンテス、アインシュタイン、アルセーヌ・ルパン、戸沢悠子、小沼康子、客、大西英子、刑事、両親、旦那、若者、シュヴァイツァー、女の子、男、男性、丸山
⑥佐々木京子、北沼健治、坂口リエ、支配人、鈴本芳子、シャーロック・ホームズ、ダルタニアン、大川一江、刑事、老婦人、西田、妻、親戚、娘、浜田
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