赤川次郎さんの
『ウェディングドレスはお待ちかね』
を読みました。
南条家の令嬢、麗子は結婚式を間近に控えていた。
そんな彼女は謎の女から「結婚はやめなさい。ハネムーンからの帰り道は棺の中ですよ。」と言われる。
不安を感じた母は、麗子の双子の妹で<暗黒通り>のボス・美知に相談しに行くのだが。
南条姉妹シリーズの第一弾です。
おっとりしたお嬢様の麗子に、喧嘩の強い美知、すごく過保護な母の華代に、どっしりとしたお手伝いの春子、他にも色々面白いキャラが出てきて、スピード満点のお話でした。
麗子と美知が入れ替わって、お互いに色々事件があって。
笹野に大岡にケンにと男性陣も色々。
人って、いつ開花するかわからないものですね。
麗子は美知の代わりをしてから一気に花開いた感じです。
その変わっていく様を見るのも楽しかったです。
事件の真相に近づくのもですが、双子のそれぞれの淡い想いがどういう結末を迎えるのかも、楽しかったです。
シリーズが続くようなので、続きも楽しみです。
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2011.07.14(Thu) | 【赤川次郎】:南条姉妹 | cm(0) | tb(0) | ▲