赤川次郎さんの
『灰の中の悪魔』
を読みました。
花園学園に通う、由利子、旭子、香子の三人はそれぞれ個性がバラバラの仲良し三人組。
ある日、学園内で数人の子が脅迫されていることを知る。
それぞれがそれぞれの特技を生かし、真相究明に乗り出すのだが…
悪魔シリーズ第一弾!
主人公は由利子なんだけど、これがまた主人公らしからぬ扱いを受けて、不憫だけど面白い!
作者の台詞が何度も登場するのもまた一興。
探偵役の香子は令嬢で、頭も良いし、性格も良いし、武道に長けてるし、何といってもお金持ちでその財力によって色んなことが出来ちゃうし。
由利子のこと、作中で何回も改まって主人公と紹介されているのがなんともはや、面白くて、それで何かついつい応援してしまう。
旭子は演技の達人でこれもまた調査するには大いに役立って凄いのです。
うら若き乙女たちがピンチを切り抜けながら真相解明のために奔走する姿は元気をもらいますね。
私的には、由利子の妹の真由子の活躍もオススメです。お姉ちゃん思いの一面とかもいじらしくて本当可愛い。
中学2年生の真由子、高校2年生の由利子たちとはまた違った若さの力を感じます。
いやぁ、若いって良いなぁ。パワーに溢れていて、元気でいて、読んでいてハラハラしたり一緒に喜んだり、本当に楽しい。
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