
大切な約束―How tears fall
【あらすじ】
13歳の誕生日。
母が作ってくれた中国式の餃子。
母と娘の夢。
ただそれだけのために、娘はひた走る。
【感想】
読んでて、泣きそうになりました。
淡々とした文章と、それを彩る淡い挿絵。
娘の想いと、母の想い。
こんなにひたむきに頑張れる彼女をすごいと思いました。
そして何より驚いたこと。
読み終わった後、この本について調べたところ、実在する女性アーティストの話だそうです。
あの彼女の笑顔の裏に、こんな壮絶な人生があったなんて…
彼女を知っている方が読んだら、涙なしには読めないでしょう。
知らない方でも、読んでみてください。
感動しました。
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2006.06.29(Thu) | 【は行】:Hikari |
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森博嗣さんの
『今夜はパラシュート博物館へ』
を読みました。
S&MシリーズやVシリーズの登場人物が出てくる話や、全く違う話などが8編。
「どちらかが魔女」では、意外な一面も垣間見えて楽しかったです。
「ぶるぶる人形にうってつけの夜」ではあの2人が共演!
模型好きな方には「素敵な模型屋さん」がオススメですね。
専門用語がいっぱいでした。
ちょっと読むのに時間がかかったかな?
【発行日】
2001.1. / 2004.3.
【発行所】
講談社
2006.06.29(Thu) | 【森博嗣】:短編集 |
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星の旅行記―Mr.Q’s Travel (たむらしげるのファンタジー・ワールド)
【あらすじ】
Q氏が出会う様々な星と、ガラスの海などの不思議な場所。
Q氏はいつも不思議な旅をしている。
ショート・ショート、23話収録。
【感想】
ひとことでは言い表せない、なんとも不思議ワールドでした。
これぞ、「たむらしげるワールド」なのでしょう。
カラフルな挿絵に目を引かれ、Q氏と共に旅をしては、何とも言えない感覚に陥る。
そんな1冊です。
ちょっと、気分を変えてみたい時にどうぞ。
2006.06.27(Tue) | 【た行】:たむら しげる |
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赤川次郎さんの
『血とバラ』
を読みました。
懐しの名画ミステリーと題打って、名画の題とその登場人物の一部を切り取り、
赤川流にアレンジされてるミステリーの数々。
全5編は、それぞれ手法が違って、読み応えたっぷり。
私は話のもととなっている名画を知らないので、知っている人よりかは楽しみが少ないのかな…
とか思っちゃいましたけど、面白かったですよ。
名画を知ってらっしゃる方は、是非ご一読ください。
赤川ワールドで名画の新たな一面が見つかるかも!?
【発行日】
1980.4. / 1981.10. / 2000 / 2007.11.
【発行所】
角川書店
2006.06.26(Mon) | 【赤川次郎】:懐かしの名画 |
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森博嗣さんの
『地球儀のスライス』
を読みました。
短編集で、全部で10編あります。
S&MシリーズやVシリーズの登場人物が出てくるものもあり、とても楽しくよまさせて貰いました。
「片方のピアス」や「有限要素魔術」のように、読み終わったあとも、なんだか異次元に居るような不思議な感覚を覚える作品や、
「僕は秋子に借りがある」のように、謎が解けてなんだか爽やかな気持ちになるものもあります。
個人的には「マン島の蒸気鉄道」の謎がいくら考えても解けないので、悔しいです。
どこかに答えが載ってるかと期待したんですけど…
あぁ、自分の頭の回転の悪さが憎いっ!
誰か答えを知ってる人、教えてください。
【発行日】
1999.1. / 2002.3.
【発行所】
講談社
2006.06.25(Sun) | 【森博嗣】:短編集 |
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赤川次郎さんの
『幻の四重奏』
を読みました。
ユミ四重奏団のひとり、美沙子が遺書を残して死んだ。
彼女の死が信じられない仲間のもとに、彼女と駈け落ちの約束をしていた恋人が現れて…
親友の死の真相を解明するために、女子高生たちが奮闘する。
赤川さんお得意のユーモア・ミステリーでした。
軽快なタッチで、それぞれの視点からの場面構成は、
私たちをいろんな場面へと連れて行ってくれます。
それら、幾つもの異なった時点での場面が複雑に絡み合って、事件は真相へと近づくのです。
さすがだな、と思うような作品でした。
赤川さんの作品の女の子たちはいつも魅力的で羨ましいくらいです。
【発行日】
1980.4. / 1985.4. / 2004.10.
【発行所】
朝日ソノラマ / 角川書店 / 岩崎書店
2006.06.17(Sat) | 【赤川次郎】:その他 |
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春のすてき
【あらすじと感想】
田中庸介さんの挿絵がなんとも言えず、心を安らかにしてくれます。
それに、王さんの「すてき」探しにも、心が癒されます。
見開きで1つの話が終わるエッセイです。
とっても爽やかな気分にしてくれるます。
春の息吹を感じたい時に、どうぞ。
2006.06.17(Sat) | 【あ行】:王 由由 |
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森博嗣さんの
『まどろみ消去』
を読みました。
森さん初の、書き下ろし短編集です。
それぞれに、森ワールドが散りばめられていて、読み応えたっぷりでした。
文字に隠された、ミステリィ。
後で読めば、わかる謎。
短編集だけど、一気に読んでしまいたいような、そんな作品たちです。
「やさしい恋人へ僕から」「誰もいなくなった」「悩める刑事」
「キシマ先生の静かな生活」など、どれもオススメですよ。
【発行日】
1997.7. / 2000.7.
【発行所】
講談社
2006.06.16(Fri) | 【森博嗣】:短編集 |
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六月はイニシャルトークDE連続誘拐 私立霧舎学園ミステリ白書 (講談社ノベルス)
【あらすじ】
六月。
学校図書館に羽月琴葉と小日向棚彦が集う時、事件が起きる。
今度の事件は連続誘拐。
「私立霧舎学園ミステリ白書」が意味するものは?
【感想】
今回の作品は、連続誘拐でした。
巧みなトリックと、心理作戦。
イニシャルに踊らされ、イニシャルを解き明かす。
羽月パパも初登場で、大活躍です。
これからまたどのように展開されていくのか。
伝説がどのように絡まってくるのかが、楽しみです。
【発行日】2002.12.13.
【発行所】講談社
2006.06.15(Thu) | 【か行】:霧舎 巧 |
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赤川次郎さんの
『駈け落ちは死体とともに』
を読みました。
思春期の少年を歪んだ世界へと誘う「交換日記」。
ふたりが交錯し、事件が絡み合う「二つの顔」。
その他、表題作をはじめ、全8編の短編集。
なんとも不思議な世界の連続でした。
後味の悪いものもあったり、なかったり。
ちょっと怖い感じのミステリーが多かったかな。
短編集なので、ちょっとした空き時間に異空間体験してみるものいいかもしれません。
【発行日】
1980.4. / 1983.1.
【発行所】
集英社
2006.06.15(Thu) | 【赤川次郎】:その他 |
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恋人はいつも不在 (集英社文庫)
【あらすじ】
奈月と時男は、付き合って3年になる。
だが、時男の影に昔の恋人の姿を見て…
次第に壊れて行くふたりの関係。
それぞれの視点で物語りは進んでいく。
ふたりが行き着く先には…
【感想】
自分と同年齢の、女性と男性の視点から書かれた作品。
ふたりの思いが交互に表現され、男女の考え方の違いというものを感じさせられる。
他にも、大学時代の男女が絡んできて、物語は意外な展開に。
等身大の女性の生き様を、彼女の目を通し、また彼の目を通し、感じることが出来た作品でした。
なんだか、自分のことを省みてしまう、そんな感じです。
2006.06.14(Wed) | 【や行】:唯川 恵 |
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森博嗣さんの
『τになるまで待って』
を読みました。
超能力者の館「伽羅離館」。
ここを訪れた7人の男女。
不思議な空間、不思議な人物、雷鳴と共に閉ざされた扉。
脱出できず、電話はつながらない。
そんな中で起こった密室殺人。
犯人は?ここから脱出できるのか?
Gシリーズ第3弾!
ここらへんにきて、ようやくキャラクターが面白くなってきました。
今回は、一気に読み終えてしまいました。
過去のシリーズからの登場人物も出てきて、色々な視点が交錯し、読み応えがありました。
これからのGシリーズが楽しみになるような、そんな作品でした。
2006.06.14(Wed) | 【森博嗣】:Gシリーズ |
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野良犬バカ犬・シバ号の冒険
【あらすじ】
野良犬だって、バカ犬だって、こんなことができるんだ!
少年たちとシバ号の冒険の日々。
【感想】
昔懐かしい風景を背景に繰り広げられる、シバ号と少年たちの交流。
そこにはかつての日本の風景があって、郷愁を覚える人もいるだろう。
なんともいえない、昭和時代の良さというのを感じた作品だった。
2006.06.13(Tue) | 【ま行】:松本 定夫 |
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恋の神だのみ
【あらすじ】
縁結びで有名な「よしの神社」は往復9時間を要する場所にある。
そうまでして、そこに行った「私」。
「私」が出会った今までの恋や、これからの恋。
神様のご利益はあるのだろうか…
【感想】
なんとも軽快なタッチで書かれている作品でした。
その世界に入り、「私」と一緒になって、時には遠くで見守りながら読んでいました。
恋に前向きな、だけどちょっとズレてる、そんな女の子の話です。
面白かったです。
他の作品も読んでみようかな、と思える作品でした。
2006.06.13(Tue) | 【ま行】:松本 さゆり |
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猫たちの夜
【あらすじ】
人間の言葉でしゃべる猫たちの集会。
それを見るまで、山田紀子は平凡な42歳の主婦だった。
だが、その集会を見てから彼女の人生は変わった。
環境保護のために、走り回る彼女。
彼女の活動はやがて広がって…
【感想】
書き出しを少し読んで借りた本でした。
内容は私が思ってたのとは全く違うもの。
それでも、この地球環境がどうなるのか、彼女の活動はどうなるのか、
最後まで見届けなければならない気がして、読み終えました。
この中に書かれていること。
地球の危機。
これは、今の私たちに語りかけてくれます。
私たちが何をするべきか、どんな選択肢があるかを。
難しい言葉もあったけど、勉強になった1冊でした。
2006.06.10(Sat) | 【は行】:藤井 慶 |
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パラドックス学園―開かれた密室 (光文社文庫)
【あらすじ】
パラドックス学園パラレル研究会、通称パラパラ研。
部員は、ドイルにアガサ、ルブランにカー。
名だたるミステリ作家が勢ぞろい。
だが、彼らはミステリ小説を知らないという。
新入部員ワンダだけが、彼らが有名なミステリ作家であることを知っている。
ここはパラレルワールドなのか!?
【感想】
前回読んだ
『ミステリアス学園』
と連結している作品でした。
これもまた面白い。
難しいけど、面白い。
不可思議な世界に、頭が混乱しながらも、読者を巻き込んでストーリーは展開されていく。
そんな作品です。
ちょっと変わったミステリーを読みたい方、どうぞ一度ご覧あれ。
2006.06.08(Thu) | 【か行】:鯨 統一郎 |
cm(0) | tb(0) | ▲


赤川次郎さんの
『幽霊から愛をこめて』
を読みました。
全寮制の女子高の生徒が殺された。犯人は幽霊!?
編入してきた令子の周りで、事件が起こる。
勇猛果敢な令子はそれに挑み…
赤川さんの12作目の作品です。
なんとも、次から次へと事件が起こり、いったいどうなるのかと思いながら読みました。
探偵役は、行動力のある女子高生。
このスタイルは初期から変わっていないようです。
ただ、いろんなことが起こって、ハラハラのし通しでした。
ちょっと怖いところもあったり。。。
休み休み読みました。
読み終えて、力が抜けたような、そんな作品です。
【発行日】
1980.1. / 1980.3. / 1996.7. / 2004.10.
【発行所】
集英社 / 集英社 / 集英社 / 岩崎書店
2006.06.07(Wed) | 【赤川次郎】:その他 |
cm(0) | tb(0) | ▲

恋なんて、少し不幸ぐらいがちょうどいい
【あらすじ】
恋人がほしい、その前につけておかなければいけないもの-「恋力」
さまざまな「恋」の考え方について、筆者が語る。
【感想】
とても面白く、読みやすいエッセイでした。
なんだか自分のことを言われているようで、「はっ」とする場面も。
「そっかー。」って納得する文章でした。
恋に疲れた時、恋をしたいなという時、そんな時にオススメです。
2006.06.07(Wed) | 【や行】:唯川 恵 |
cm(0) | tb(0) | ▲

これもすべて同じ一日 (角川文庫)
【あらすじ】
鮮やかな写真と、それに様々な詩がつけられていました。
つぶやきのようなもの、心の叫び、本当にいろいろ…
【感想】
なんだか不思議な世界でした。
それでも、これらはすべて同じ一日なんだなぁ、と。
なんかそんな風に思いました。
こんな詩が書ける心、ちょっと覗いてみたいです。
【発行日】1986.12.
【発行所】角川書店
2006.06.06(Tue) | 【か行】:銀色 夏生 |
cm(2) | tb(0) | ▲


赤川次郎さんの
『招かれた女』
を読みました。
ある事件を追っていた刑事が殺された。
犯人は逃走中に死亡。事件は解決したかに思えたが…
殉職した刑事の同僚は退職を余儀なくされ、そこから事件再び追う。
刑事に出会った女性と、その周りの女性。
幾人もの思惑が重なり、事件は意外な展開へ。
最後は、なんとも後味の悪い作品でした。
これがサスペンスというものなのでしょうか。
ハッピーエンドには行かないサスペンスもあるのですね。
嘘をつくこと、自分を守ること、その為には他人の命も操る…
なんとも怖いことです。
【発行日】
1980.1. / 1980.3. / 1984.1.
【発行所】
祥伝社 / 祥伝社 / 角川書店
2006.06.04(Sun) | 【赤川次郎】:その他 |
cm(0) | tb(0) | ▲

チョコレート語訳 みだれ髪〈2〉
【あらすじ】
みだれ髪の後半「はたち妻」「舞姫」「春思」を
俵万智が31文字に綴る。
【感想】
与謝野晶子さんの圧倒的な才能に、声が出ませんでした。
どうしたらこんな詩が詠めるんだろう。
どうしたらこんなにも自由になれるんだろう。
考えても、考えても、自分にはできそうにありません。
時を越えて尚、語り継がれる「みだれ髪」。
その凄さをありありと感じた一作でした。
2006.06.01(Thu) | 【た行】:俵 万智 |
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五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し 私立霧舎学園ミステリ白書 (講談社ノベルス)
【あらすじ】
全身ピンクのペンキで塗られた女性の死体が発見された。
その胸には水色の矢が突き刺さっていて…
それぞれの行動がどんどん裏目に出て、アリバイはより固くなっていく。
【感想】
今回は、アリバイ崩しの話でした。
自分でも考えるように小説が作られているのですが、
これがなかなか難しい。
読み終わったら、「そっか」と思えるんですけど。
ラブコメミステリ色がさらに強くなっているような、そんな印象を受けました。
【発行日】2002.8.5.
【発行所】講談社
【登場人物】
羽月琴葉、小日向棚彦、頭木保、坂下のの子、成沢冬美、脇野啓二郎、羽月倫子、蘭堂ひろみ、八重樫、遠波直人、直人の父親、田中弓絵、天塚双葉
2006.06.01(Thu) | 【か行】:霧舎 巧 |
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そして龍太はニャーと鳴く (JUMP j BOOKS)
【あらすじ】
人の言葉が解る不思議な猫、フェリス。
フェリスの言葉がわかる唯一の人間、龍太。
一匹と一人が助け合いながら、事件を解決していく。
【感想】
フェリス視点から書かれている話で、とても面白かったです。
あっという間に読めました。
猫世界と人間世界が奇妙におりなっていて、不思議な感覚でした。
2006.06.01(Thu) | 【ま行】:松原 真琴 |
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サンタのおばさん
【あらすじ】
サンタ協会にやってきたひとりの女性。
彼女がサンタになるために、いろんなサンタが話し合って…
【感想】
ほんわか、のんびり読めました。
オススメです。
2006.06.01(Thu) | 【は行】:東野 圭吾 |
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