
銀の檻を溶かして 薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫)
【あらすじ】
「どんな薬でも症状に合わせてお出しします」
ここは、薬局。…住人は、妖怪。
彼らの副業は、探偵。その任務は特殊なものである。
今回の事件は、小学校の校庭に突如現れた、雪の妖精。
その真相に迫る。
【感想】
薬屋探偵妖綺談、1作目です。
魅力的な登場人物たちが、事件を紐解いていきます。
現実では有り得ない手法を用いて、事件の真相を追究する。
そこには、不思議な生物も出てきて、ちょっとファンタジーみたいな、
それでいて、ミステリー要素も備えている。
シリーズものなので、次を読むのが楽しみです。
スポンサーサイト
2007.02.24(Sat) | 【た行】:高里 椎奈 |
cm(0) | tb(0) | ▲


森博嗣さんの
『λに歯がない』
を読みました。
密室で発見された、4人の死体。
身元不明のこの4人の共通点は、銃殺されていることと、歯が抜かれていること。
そして…ポケットには「λに歯がない」のカードが。
好評のGシリーズ、第5弾。
今回は、今までの一連の事件と異なる点があり、みんないろんな方向に推理を巡らしていきました。
色んな登場人物のそれぞれの思考回路。
それらが絡み合い、一つの結論へ向けて進んでいく。
意外な登場人物も登場し、懐かしい感じも受けました。
キャラクター性が、より磨かれてきたのではないかと思います。
面白かったです。
【発行日】
2006.9.6.
【発行所】
講談社
【登場人物】
李、松木、喜多、梶間繁夫、城田孝治、青井弓子、吉沢美佳、日比野、有本、沓掛、保呂草、葛西、田村香、小嶋聡司
2007.02.22(Thu) | 【森博嗣】:Gシリーズ |
cm(0) | tb(0) | ▲

暁天の星 鬼籍通覧 (講談社文庫)
【あらすじ】
ここは法医学教室。
不可解な状態で死亡した、彼女たちにある共通点を見つけた。
それが意味するものとは!?
現役法医学者が描く、法医学のパラレルワールド。
【感想】
リアルでした。
そして、グロテスクでした。
でも、面白かったです。
グロテスク、と感じるのは、その単語を読んでリアルに想像できる人たちだと思います。
多分、一般の人が読んだら、そんなにグロテスクには感じないかも。
解剖場面の描写が、さすが、現役の法医学者さん!って感じでした。
不可解な謎も、それまた然り。
一度、読んでみてください。
2007.02.20(Tue) | 【は行】:椹野 道流 |
cm(0) | tb(0) | ▲

150cmライフ。
【あらすじ】
150cmの著者の視点で描く、日常のいろんなこと。
イラストいっぱい。ほんわか笑いもあり。
あなたも、150cmの世界へようこそ。
【感想】
あー、そんなこともあったな。
なるほど、そんな工夫があるのか。
なーんて、いろいろ考えながらも、思わず「くすっ」と笑ってしまうことがいっぱい。
楽しく読むことが出来ました。
続編もあるみたいなので、楽しみです。
2007.02.19(Mon) | 【た行】:たかぎ なおこ |
cm(0) | tb(0) | ▲

幸運を呼ぶパワーストーン&宝石の事典―運命を変えるあなただけの貴石
【あらすじ】
神秘的な力を秘めたパワーストーンの数々。
【感想】
いろんな意味があって、面白かったです。
パワーストンの力…神秘の力。
疲れている今の私には、ぴったりかもしれません。
2007.02.19(Mon) | 【その他】:いろいろ |
cm(0) | tb(1) | ▲


赤川次郎さんの
『さびしがり屋の死体』
を読みました。
「あのね、彼……死んだの。」
その言葉を最後に、マリは恋人の後を追うように自殺した。
だが、その恋人の武夫は生きていた!!
そしてマリが手招いているかのように、武夫の周りで連続殺人事件が起こる。
真相やいかに!?
表題作ほか、4編収録。
どの作品も、意外性があり、そしてドキドキがあり、
身の回りでおきそうな話であったり、赤川さんの叙述に魅せられたり、
息も尽かさぬ5作品でした。
油が乗ってきた赤川作品の数々、どうぞご覧あれ。
【発行日】
1980.11. / 1981.12. / 1992.1.
【発行所】
角川書店 / 角川書店 / 双葉社
【収録作品】
①さびしがり屋の死体
②長き眠りの果てに
③死が二人を分つまで
④できごと
⑤三人家族のための殺人学
【登場人物】
①三神衣子、マリ、岩本武夫、森川広紀、堀江準一、船山恵子、増村良子、安井一、
②永島看護婦、上村綾子、小林秀夫、柘植警部、小池刑事、上村雄一郎、伏見暁子、上村雄司、上村康雄、上村菊代、伏見武治、新村医師、上村志津子
③矢野兼一、矢野久美子、広江奈美、白井由美、副田刑事
④板谷克子、若原、高木、板谷、滝田節子、叶良江、片岡岐子、永倉、永倉貞二、滝田一郎、叶順弥、片岡信也、永倉和美、渋沢
⑤篠原ルミ、篠原幹子、篠原武志、進、神永、一柳、丹野秋子、丹野久米、大友美幸、尾崎信宏
2007.02.17(Sat) | 【赤川次郎】:その他 |
cm(0) | tb(0) | ▲

タイムスリップ森鴎外 タイムスリップシリーズ第1作 (講談社文庫)
【あらすじ】
大正11年。
自分を殺そうとする犯人から逃れた時、何らかの力で現代へタイムスリップした森鴎外こと、森林太郎。
そこで出会った、超ミニスカートの女子高生に助けられて、自分の身に起こった、そして歴史に起こったこの難事件に挑む。
文壇に新たな革命を起こす、鯨統一郎の挑戦作。
【感想】
こんなミステリーは初めてで、とても面白かったです。
歴史ミステリーになるのでしょうか。
何らかの陰謀が働いているようで、思わず「なるほど!」と納得してしまうような内容展開でした。
歴史の謎、そこに隠されていたのは、この話かもしれません。
鯨さんのパラレルワールドへ、是非あなたも旅してみませんか。
2007.02.14(Wed) | 【か行】:鯨 統一郎 |
cm(0) | tb(1) | ▲

空の画廊
【あらすじ】
様々な少女たちの、不思議な不思議なお話。
全12編を収録。
【感想】
不思議な国でした。
伊集院さんの作品は初めて読んだんですけれど、このような不思議な世界が詰まっているなんて、すごいなと思いました。
言葉が綺麗でした。
幻想的で、それでいて摩訶不思議な。
ちょっと現実から離れてみたい時などにどうぞ。
2007.02.13(Tue) | 【あ行】:伊集院 静 |
cm(0) | tb(0) | ▲


赤川次郎さんの
『昼下がりの恋人達』
を読みました。
ひょんなことで助けた老人の遺産を手にした、秀治と純江。
その金額は5000万!!
そのお金が二人の人生を違う方向へと走らせることに…
表題作他、6編収録。
赤川さんの初期の短編集です。
いろんなものが入っていて、楽しく読むことが出来ました。
赤川さんの作品の特徴は、出だしの会話。
ここから惹きつけられてしまいます。
1作目の「愛妻物語」が、なんとも言えず、不思議な感じのお話で、面白かったです。
人間のいろんな面が見える作品たちです。
昼下がりに、コーヒー片手にいかがでしょうか。
【発行日】
1980.11. / 1982.1. / 1982.5.30. / 1984.7.
【発行所】
桃源社 / 光風社出版 / 角川書店 / 光風社出版
【収録作品】
①愛妻物語
②シルバーシートへの招待
③真夜中の悲鳴
④五分間の殺意
⑤一杯のコーヒー
⑥ノスタルジア
⑦昼下がりの恋人達
【登場人物】
①明石弘治、明石衣子、久保克二
②谷口小百合、谷口新治、坂田兼一、宮内洋子
③田辺誠一、浜谷浩也、山崎正彦
④佐々木喜彦、朝田、彼女
⑤松田百合子、松田啓造、岩谷、正木、永本
⑥深沢芳彦、中村和子
⑦竹中秀治、和田純江、木谷鮎子
2007.02.13(Tue) | 【赤川次郎】:その他 |
cm(0) | tb(0) | ▲


森博嗣さんの
『そして二人だけになった』
を読みました。
全長4000mに渡る橋を支える巨大なコンクリートの塊の内部に秘密裏に造られた「バルブ」という空間。
その中に6人の人間が閉じ込められた。
次々と殺されていくメンバー。
残ったのはふたり。
一体何が起こったのか!?
手に汗握る内容でした。
物語が2人の人間の視点で描かれていて、森マジックに吸い込まれていくようでした。
難しい言葉が多いけれど、そこがまた魅力的で。
森さんの初の長編作品なのですが、最後の最後まで何が真実で、何が現実で、何が虚構で…というのがわからなく、それがまたこちらをドキドキとさせてくれて、とても面白かったです。
不思議な、不思議な、それでいてスピーディーな作品でした。
一気に読み上げました。
是非、ご一読を!
【発行日】
1999.6. / 2001.11. / 2002.12.1.
【発行所】
新潮社 / 講談社 / 新潮社
【登場人物】
勅使河原潤、森島有佳、志田雄三、垣本壮一郎、小松貴史、浜野静子
2007.02.12(Mon) | 【森博嗣】:シリーズ外の小説 |
cm(0) | tb(0) | ▲

約束
【あらすじ】
僕が少年だった頃、大切な仲間たちと交わした約束。
僕は今、それを綴る。。。
【感想】
幼い少年たちの、成長の中で感じること。
彼らの身に起こった、突然の出来事。
彼らはそれを背負い、そしてそれを胸に未来を見つめる。
なんだか、自分のあの頃をふと思い出すようで、それでいて違う世界を見ているような、
だけど忘れてはいけない大切な「約束」は、
こうしてずっと残るんだろうな、と考えさせられる作品でした。
子どもの頃の気持ちを忘れてしまった大人へ、送りたい一冊です。
2007.02.09(Fri) | 【ま行】:村山 由佳 |
cm(0) | tb(0) | ▲

たまには気ままに (心の絵本)
【あらすじ】
心が疲れた時、そっとあたためてくれる8つのお話。
【感想】
読んでいて、思わず「くすっ」となって、
読み終わった時には、なんだか心が温かくなった感じがしました。
「心の絵本」と題打つだけ素敵な内容だと思います。
ちょっと心が疲れた時にどうぞ。
2007.02.08(Thu) | 【あ行】:大鋸 カズマサ |
cm(0) | tb(0) | ▲


赤川次郎さんの
『ふたりの恋人』
を読みました。
ふたりの恋人の間を行き来する青年。
ある日、一方の恋人が死体で見つかって…
事件が事件を呼び、全てが明らかになる時、今までのことが納得が行くようになります。
ふたりの青年が「主役」「わき役」であり、
それはまた人生の縮小図でもあり、
そして、それぞれがそれぞれの役割を全うする。
読んでいて、楽しい作品でした。
あなたの周りにも、こういう人がひとりは居るはず。
ご一読ください。
【発行日】
1980.1. / 1980.10. / 1996.3.30.
【発行所】
集英社
2007.02.08(Thu) | 【赤川次郎】:その他 |
cm(0) | tb(0) | ▲

生協の白石さん
【あらすじ】
東京農工大学の生協に、いろんなことに答えてくれる職員さんがいる。
「ひとことカード」を通して繰り広げられる、ほんわか楽しい、温かいやりとり。
【感想】
「この問いかけにこう答えるのか!!」
と、思わず唸ってしまいそうな返答の数々。
私の学生時代にもこんな生協があったらなぁ、って思いました。
全国の生協のある大学の学生の皆さんが羨ましく思えるようなやりとりです。
ほっとしたい時に、読んでみてください。
2007.02.04(Sun) | 【さ行】:白石 昌則 |
cm(0) | tb(0) | ▲


天沼春樹さんの
『旅うさぎ』
を読みました。
うさぎのトマス・ハーゼンタールは、ご先祖うさぎコーネリアス・ハーゼンタールが残した『旅うさぎの書』を紐解いた。
そこから彼の旅が始まったのだ。
水野恵理さんの絵がとても素敵で、ぴったりでした。
トマスは旅を続けながら、いろいろなことに出会い、そして最後にあるところに行き着きます。
「夢から自由なものだけが…」のひとことには考えさせられるものがありました。
不思議の世界へ旅立ちたい方におすすめです。
2007.02.04(Sun) | 【あ行】:天沼 春樹 |
cm(0) | tb(0) | ▲

世界一しあわせなタバコの木。
【あらすじ】
一人の青年が、山道を歩いている。
彼の目的地は、まだ見えない。
どうして彼がそこを歩いているのか、そして、辿り着いた先で彼が得たものとは。
【感想】
近いようで遠い、不思議な、それでいて現実にありそうなお話でした。
人間、言いもよられぬ衝動にかられることがあります。
それに従って、行動し、新たなものを見聞きすることで、得られるものがあります。
この青年は、この小さな冒険をしたことで、何かを得られたのです。
本を読むと、青年とともに旅をしているような錯覚に陥ります。
ちょっと息抜きをしたいときに、どうぞ。
2007.02.04(Sun) | 【あ行】:池澤 夏樹 |
cm(0) | tb(0) | ▲
紹介させていただいた著者さんのHPをリンクに追加しました。
追加したHPは以下のものです。
『相田みつを美術館』『しあわせのたまねぎ』(川野陽子さん)
『五味太郎 図書一覧』『さくらプロダクション』(さくらももこさん)
『おさむショー』(鈴木おさむさん)
『HOKUSOEM』(たかぎなおこさん)
『らいとすたっふ』(田中芳樹さん)
『326部』(ナカムラミツルさん)
『はらだしき村』(原田宗典さん)
『●猫目堂●』(水名月けいさん)
『YUKA BLUE』(村山由佳さん)
リンクには、著者さんの五十音順にHPを並べています。
ここからさらに、それぞれの著者さんの世界へとみなさんが飛び立ってくだされば、幸いです。
それでは、これからも『花色の本棚』をよろしくお願いいたします。
2007.02.04(Sun) | お知らせ |
cm(0) | tb(0) | ▲

霧の訪問者 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)
【あらすじ】
夏の軽井沢。来日した女大富豪と、ご存知「ドラよけお涼」の傍若無人対決。
今回もまた、お涼の周りで事件は起こる。
【感想】
もう、最高でした!!
お涼さんみたいな人の話は、読んでいて元気をもらいます。
快活明朗、唯我独尊、傍若無人、最高です。
泉田警部補との相変わらずのコンビネーションも絶妙。
いつものメンバーも出てきて、怪奇事件の解決に乗りかかります。
スピーディーでいて、読者を惹き付ける文章の流れ。
読んだ後には、爽快感が残ります。
次の作品が今から楽しみです。
是非、ご一読ください。
2007.02.03(Sat) | 【た行】:田中 芳樹 |
cm(0) | tb(0) | ▲

のほほん風呂 おうちでカンタン季節の湯
【あらすじ】
イラストで送る、楽しい季節の湯たち。
四季折々のお風呂の楽しみ方。
【感想】
お風呂といえば、おうちで出来るリラックス法の一番手ですよね。
長風呂が苦手なあなたも、これを読めば、お風呂が好きになるかも!?
身近な材料で四季折々のお湯をイラストで紹介してくれるので、楽しいですよ。
2007.02.03(Sat) | 【た行】:たかぎ なおこ |
cm(0) | tb(1) | ▲