森博嗣さんの
『目薬αで殺菌します』
を読みました。
劇物が入った目薬による事件が起こった。
その容器には、「α」の文字が。
それぞれの時間が流れていく中で、
ギリシャ文字に関係する事件は加速していく。
これらが集結する先はどこなのか。
久々のGシリーズでした。
登場人物たちの背景が少しずつ変わり、
それぞれがそれぞれの人生を、それぞれのスピードで歩いていく中で、
嬉しい変化や、さみしい別れなど、色々なことを感じることができました。
今回の事件では、複数の視点から事柄が捉えられていて、
最後の最後に、ひとつになるという感じでした。
この流れはどこに向かっているのか、続きが気になるところです。
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2009.03.30(Mon) | 【森博嗣】:Gシリーズ | cm(0) | tb(0) | ▲
ウェディング・ドレスに紅いバラ (徳間文庫)
【あらすじ】
「深紅の薔薇結社」、CRS。
先天性吸血鬼たちが、犯罪を犯す後天性吸血鬼たちを退治する組織である。
緑川淳司と花村雅香は、喉に傷のある怪死者が出た大学に調査に向かう。
表題作他、2編収録。
2009.03.28(Sat) | 【た行】:田中 芳樹 | cm(0) | tb(0) | ▲
双頭の悪魔 (創元推理文庫)
【あらすじ】
外界との接触を好まない芸術家たちが住む村にマリアが行ったきり、戻ってこない。
マリアを連れ戻しに推理研の仲間が向う。
大雨の中、なんとか江神だけが潜入したが、村に行くための唯一の手段の橋が流され…
激流によって分けられたふたつの地で、殺人事件が起こる。
マリアとアリス、二人が記すその記録中に、犯人を導く手がかりが。
2009.03.15(Sun) | 【あ行】:有栖川 有栖 | cm(0) | tb(0) | ▲
赤川次郎さんの
『三姉妹探偵団』
を読みました。
「火事よ!!!」
ある夜、三姉妹を襲った火事は、家を全焼し、事件を呼んだ。
焼け跡から見つかった女性の死体。
出張に行っていたはずの父は行方不明で・・・
殺人犯に仕立て上げられた父の無罪を証明するために、
タイプの違う三姉妹が奮闘する。
次々と起こる事件から、真犯人を突き止められるか!?
赤川さんの三姉妹探偵団シリーズを初めて読みました。
内気でのんびり、方向音痴の長女に、
しっかり者の次女、
お金にケチで、現実主義者的な三女。
なんとも面白いキャラクターたちが、それぞれの個性を発揮しながら、事件に挑んでいきます。
身近なところにある恐怖というものも感じさせられた作品でした。
続刊も楽しみです。
2009.03.10(Tue) | 【赤川次郎】:三姉妹探偵団 | cm(0) | tb(0) | ▲
刀語 第一話 絶刀・鉋 (講談社BOX)
【あらすじ】
刀を使わない剣術「虚刀流」。
七代目当主、鑢七花は姉の七実と共に不承島で暮らしていた。
そこに訪れた、とがめという奇策士。
彼女の話によると、天下を覆すほどの刀が存在するという。
話の最中に、大量の手裏剣が飛んできて・・・
西尾維新の時代劇冒険譚のはじまり、はじまり。
2009.03.09(Mon) | 【な行】:西尾 維新 | cm(0) | tb(0) | ▲
我孫子武丸さんの
『人形は遠足で推理する』
を読みました。
今日は待ちに待った幼稚園の遠足。
バスに乗り込んでいたところに、拳銃を持った男が駆け込んで来た。
「バスを出せ!」
楽しい遠足のはずが、バスハイジャックに遭ってしまい…
男が話した密室殺人の謎に、鞠夫の推理が光る。
今回は前回と違い、バスハイジャックという緊迫した空気の中、事件が進んでいきます。
睦月の度胸はすごいなぁと思いました。
朝永さんも頑張った!
鞠夫と、睦月と、朝永さんに加え、野坂先生も活躍。
ハラハラながらも、思わずほっとするような話でした。
2009.03.06(Fri) | 【あ行】:我孫子 武丸 | cm(0) | tb(0) | ▲
人魚と提琴 玩具館綺譚 (講談社ノベルス)
【あらすじ】
炎の中、人魚が舞い、少年がヴァイオリンを奏でている。
人々は炎に包まれながらも、狂ったように火中にいる。
数年後。
訪れた玩具店で、私は過去の記憶と向き合う。
その先に見えるのは、光か闇か、はたまた混沌か。
幻想的だが恐ろしい物語が紡がれる。
2009.03.01(Sun) | 【あ行】:石神 茉莉 | cm(0) | tb(0) | ▲