石崎幸二さんの
『記録の中の殺人』
201X年。世間を騒然とさせる凶悪事件が起こる。
コンテナの中から5人の女子高生の遺体が発見されたのだ。
そして数か月後、再び5人の女子高生の遺体が発見される。
被害者の共通点は、手足を切断されているということ・・・
この連続殺人事件に、ミリア・ユリ・仁美と石崎が挑む。
初っ端から意味深な言葉で始まります。
それが全てのプロローグであり、そして事件解決後に再び読むとまた違う印象を与えられるのです。
事件は何とも凶悪で目を覆いたくなるようなものです。
共通点は何か、犯人の狙いは何か。
ミリアたちの名推理に引き込まれながら、一緒に考えて行くのが何とも楽しいです。
所々に散りばめられたボケも楽しいです。
事件は予想もしない方向に展開されていきます。
最後の最後に、参った、と思わせられた一冊でした。
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2014.05.23(Fri) | 【あ行】:石崎 幸二 | cm(0) | tb(0) | ▲
赤川次郎さんの
『三毛猫ホームズの騒霊騒動(ポルターガイスト) 』
を読みました。
ふとしたことがきっかけで、幽霊屋敷でのテレビ撮影に出演することになったホームズたち。
本番前にその屋敷を訪れた片山たちの周りで不思議なことが起こる。
一方、その番組に出演する予定のタレントたちの周りでも事件が起こり・・・
本物の幽霊が登場する、三毛猫ホームズシリーズ第16弾。
一気に読み上げてしまいました。
冒頭に「この作品には、本物の霊が登場します。」と書いてあったのでどういう感じなのかと思えば、
自分の想像を超えた登場と絡まり方で、引き込まれてしまいました。
いつの時代も男女の仲には色んなことがあるのですね。
どんなに辛いことがあっても、生きていたらいつか乗り越えられる。
可能性を信じなきゃ。
そんな強いメッセージを感じた作品でした。
私も、可能性を信じて、乗り越えていけるようになりたいです。
2014.05.19(Mon) | 【赤川次郎】:三毛猫ホームズ | cm(0) | tb(0) | ▲
星野富弘さんの
『四季抄 風の旅』
を読みました。
著者が魂を込めて口で筆を持って綴った詩と素敵な絵と共に、著者の心の風景が綴られた一冊。
魂が洗われるようでした。
ひとつひとつの言葉が優しく、心に響いてきて、
自分の悩みなどちっぽけなように思えて、
生きていること、生かされていることの素晴らしさと有難さを改めて感じさせられました。
著者の前向きな姿勢に感服し、
自分もこうなりたいと、こう考えるようになりたいと思いました。
口で筆を持って描かれたとは思えないほどの素晴らしい花の絵たち。
優しくて、繊細で、温かくて。
共に綴られた詩に、ほっこりさせられたり、ハッとさせられたり。
どうしてこんなにも温かく優しくおおらかになれるのだろう、と思いました。
本当に素敵な一冊です。
2014.05.16(Fri) | 【は行】:星野 富弘 | cm(0) | tb(0) | ▲
ももこのまんねん日記 2011
【あらすじ】
2009年11月~2010年10月末までのももこさんの近況をまとめたものです。
「ちびまる子ちゃん」のアニメ20周年のこの一年。
20周年ならではのお話もあります。
2014.05.10(Sat) | 【さ行】:さくら ももこ | cm(0) | tb(0) | ▲