【感想】
谷山の恩師でもある大津教授が結婚することになった。
そのお相手がこれまた若い女性で。
愛に歳の差は無いんだと感じさせられる一方で、その時その時の決断が後々に大きな分かれ道となって表れてくるんだなということも思い知らされた。
というのも、大津教授の婚約者のひとみの元彼がちょっと色々ありまして。
まぁ、自業自得っちゃ自業自得だけど、ちょっと可哀想でもあり。
そんでもって、やっぱりいざとなったら女性は強いね。
本当に。強いわ。私もあんな風に強くなりたいものだわ。
強い女性を見るとやっぱり憧れる。カッコイイよね。
亜由美はかなり強いけれど。あそこまで強くなれるのは本当に凄いなぁ。
宝くじ、一等が当たったらどれだけ幸せになれるんだろう。夢だね、夢。
それにしても、女性の嫉妬の力は恐ろしい。本当に。いやぁ、そこまでするかって感じ。
でも、現実世界でもそんなことはザラだしね。本当に、世の中恐ろしい。
だって、居そうだもん。現実世界にもあんな女性たち。だから妙にリアリティもあって、身近に感じたりもして、のめり込んじゃうのかもしれない。
この花嫁シリーズは花嫁が出てくるんだけれど、花嫁って女性の人生で一番輝いている時だと思うんだけれど、そこからが人生の大きな転機なんだよね。ドキドキだね。
そこで事件が起きるのは何とも言えないけれど、花嫁が輝いていく姿も見れたりするのでやっぱり良いなと思うのです。
亜由美も強いキャラだけれど、ダックスフントのドン・ファンや亜由美の両親も中々面白いキャラで、そのやり取りもテンポ良くって面白い。
実際に自分の親が亜由美の親みたいだったら、私には無理かなぁとは思うけれど。
そういう意味でもやっぱり亜由美は強いなぁ。
またこのシリーズを読んで行きたいなぁと思いました。
【発行日】1998.12.25.
【発行所】実業之日本社