泥棒たちの黙示録 (トクマ・ノベルズ)
【満足度】★★★★☆

【あらすじ】

４０歳の三橋智春はリストラにあって夜中の公園に居た。
そんな時、昔の部下の宮田早千子に声をかけられ、なんと殺し屋に転職してしまったのだ。
ある日、自分が殺害した人物が娘の担任の工藤照代の妹と知ってしまい、三橋の心は揺れ動く。
命令を守らなければ家族もろとも抹殺される！良心の呵責、果てしない後悔、絶望的な未来・・・そんな中で彼の下した決断とは！？

夫は泥棒、妻は刑事シリーズ第１８弾。

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【感想】

久しぶりに「夫は泥棒、妻は刑事シリーズ」の作品を読みました。
夫は腕のいい泥棒で妻は警視庁の刑事。お互いに正体は知っているけれど仲睦まじい夫婦が力を合わせながら事件を解決していくシリーズです。
夫の淳一がそれとなくさり気なく力を貸しているのがこれまた素敵で。
今回は生きるために殺し屋になった三橋と周りの女性たちのやりとりが何とも言えない気持ちにさせられました。
仕事と割り切ってやっていたのにある瞬間から苦悩が始まって、そんな一人悩み苦しむ三橋に優しく手を差し伸べてくれる人たち。
逆に追い打ちをかけるような人たち。
愛に生きる人の強さ、金に負ける人の醜さ、そんな人生の色々を見せられた気がしました。
人生、愛も大事だけれどお金も大事。そのバランスが難しいな。


【発行日】２０１２．１２．３１．

【発行所】徳間書店

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新入社員ヒロと謎の育成メールの１２ヵ月
【満足度】★★★★☆

【あらすじ】

４月から新社会人になる伊藤ヒロ。
入社式の前夜から事あるごとに送られてくる謎のメール。
営業マンの新人として怒涛の一年を送るヒロと、不思議なタイミングでアドバイスを送り続ける謎のメールの話。

社会人とは何か、働くとは何か、今の自分に何が出来て、何が必要なのか、そんなことを気づかせてくれるような一冊。

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【感想】

てんでダメな新入社員のヒロを中心に、優しい受付嬢の柏木さん、不思議な雰囲気を持つ美人のレイコさん、厳しい反面優しい一面を持つ神崎部長、営業部のエースの大森先輩、などなど個性豊かなキャラクターたちがヒロの新社会人としての一年を彩ります。
新社会人。それは、今までの生活とはガラリと違うことが目白押し。
右も左も分からず、失敗を繰り返し打ちひしがれながらも、何とかしようとする。
そんな時に、正体は分からないけれど時として的確なアドバイスをくれる謎のメール。
謎のメールに励まされながら成長していくヒロを見ながら、自分もヒロみたいに成長したいなと強く思いました。
最後にはついつい涙する場面も。
山あり谷ありどころじゃない、凄く起伏にとんだヒロの一年。
ヒロの姿を通しながら、社会のルールを学べる、そんな一冊です。


【発行日】２０１１．３．９．

【発行所】株式会社　集英社

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しばわんこの和のこころ
【満足度】★★★☆☆

【あらすじ】

日本の和の心・・・作法や慣習などを、しばわんことみけにゃんこが楽しく教えてくれる絵本。

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【感想】

絵本で解説してくれるので、楽しく読むことが出来ました。
しばわんことみけにゃんこの他にも出てくる登場人物たちとのやりとりがまたほっこりして。
日本の慣習やしきたりにはそれぞれが意味があるんだなぁ、素敵だなぁ、と改めて思いました。
和の心は、素晴らしい。
まだまだシリーズが続くようなので、また続きも読みたいです。


【発行日】平成１４年１月２８日

【発行所】株式会社白泉社

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