FC2ブログ
最近読んだ本
本を読む人

蓮

Author:蓮
ミステリーやらエッセイやら何やかや、その都度気になった本を読んでいます。
最近はファンタジーもちょこちょこと。

月別読破数
リンク
RSSフィード
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
本・雑誌
818位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
和書
468位
アクセスランキングを見る>>


コメント
トラックバック
ブロとも申請フォーム

古書カフェすみれ屋と本のソムリエ / 里見蘭



古書カフェすみれ屋と本のソムリエ

2016.4.15. / 大和書房



料理にこだわったカフェすみれ屋。
その一角に紙野くんが担当する古書スペースがある。
オーナーのすみれに悩みを打ち明ける常連客に、彼が差し出す一冊の本。
その本をきっかけに悩みが解決されていく、そんな5つの話たち。



本の持つ力と言うものを、まざまざと見せつけられたような一冊でした。
オーナーのすみれさんの作る料理も毎回とっても美味しそうで、紙野くんの選ぶ本がこれまたピッタリで。
常連さんたちの色々な悩みを、本をきっかけとして解決に導き、美味しい料理を味わうなんて…そんな場所、行ってみたい。
紙野くんの選ぶ本は様々で、本の内容も紹介されているので、私も読んでみたくなりました。
そして、すみれさんの料理にかける情熱、見習いたいものです。
やっぱり料理上手な人は良いですね。ああ、お腹空いて来た。
私もいいつか、自分の人生を変えるようなそんな一冊に出会えるかな。
続きが出るならそれも読みたい。どうかな、どうかな。



見るだけじゃ夢は叶わない。たとえどんなに遠く、小さく見えても、信じて飛べばきっと星まで橋が架かるよ


でも僕は信じてるんです。たった一冊の本が、ときには人の一生を変えてしまうこともあるって


ひとたび喪ったらもう二度とほかのものでは替えの利かない、唯一絶対の愛というものがこの世にあるのかもしれない


目一代、耳二代、舌三代


レシピならネットでいくらでも探せるけど、こういう一本筋の通った哲学っていうか、生き方に触れられるのは、いまのところ、やっぱり本しかないんじゃないかって俺は思います





スポンサーサイト



2016.09.30(Fri) | 【さ行】:里見 蘭 | cm(0) | tb(0) |

オーダーは探偵に 謎解きだらけのテーマパーク / 近江泉美



オーダーは探偵に 謎解きだらけのテーマパーク

2016.4.23. / 株式会社KADOKAWA



人気テーマパークのドリームキングダム。
ハロウィンという一大イベントに向けて盛り上がっている最中、事件が次々と起こる。
事件解決を依頼された悠貴は、美久と共にドリームキングダムにやって来た。

シリーズ第7弾。



いやぁ、まさに謎解きがいっぱい詰まった一冊でした。
次々と事件が起こるし、ラストに向けて色々明らかになってくるし。
今までに登場したあの子もまた登場したり。
テーマパークは夢と幸せを与えてくれる素敵な場所だもんね。
そんなところでの事件、何としても解決して欲しいもんね。
それにしても、素直じゃない感じの悠貴くん可愛かったなぁ。
そこがそう繋がるか、ってところも面白かった。
ちょっと変わった感じの説明箇所も面白かった。
テーマパーク、いつかまた行きたいなぁ。
最後の終わり方、気になる。
最新刊が出るのを楽しみに待っていよう。



2016.09.28(Wed) | 【あ行】:近江 泉美 | cm(0) | tb(0) |

首鳴き鬼の島 / 石崎幸二



首鳴き鬼の島

2007.7.31. / 株式会社東京創元社



「お知らせしたいのは、あなたのご両親のことです。」
一通の手紙がある人物の元に届いた。
―――相模湾に浮かぶ私有地・頸木島は首鳴き鬼の伝説から「首鳴き島」と呼ばれていた。
首鳴き鬼の伝説を調べに来た雑誌の編集者・稲口は、伝説になぞらえたかのような連続殺人事件に巻き込まれる。



冒頭から引き込まれる作品でした。
最後に全ての謎が解き明かされた時、そこにそれが隠されていたのか、と。
ある本の抜粋、インターネットの掲示板、ある人物に当てられた手紙、そして本編。
どう繋がって行くのか、どう解決に向かっていくのかと思いながら、稲口と一緒に考えながら読み進めて行ったのですが、こういう結末とは…という感じでした。
孤島の中で起こる連続殺人事件。
閉じ込められた人の中に犯人は居ると思われるのに、それが中々分からない。
いやぁ、スリリングでしたね。
また殺害方法もとても残虐で…
想像しただけでも恐ろしいです。
結末は、私的には何とも言えず切ないものでしたが、読み応え抜群でした。
ああ、してやられたなぁ。



『するりと軽く縄張りほどく』(中略)『する(Sr)り(Li)とかる(Ca)くな(Na)わばり(Ba)ほど(Cu)く(K)』となるんだ。赤から紫というのは、光の波長の長波長から短波長の順番らしいけどね


「竜胆の花言葉は『さびしい愛』ですからね」(中略)「竜胆の花言葉は『正義』ですよ」


もう少し肩の力を抜いて生きろ。自分で自分の生き方を縛るなよ。


人間死んだらおしまいだぞ。





2016.09.23(Fri) | 【あ行】:石崎 幸二 | cm(0) | tb(0) |

虚空の旅人 / 上橋菜穂子



虚空の旅人

2001.8. / 株式会社 偕成社



新ヨゴ皇国の南に位置するサンガル王国。
そのサンガル王国で新王即位の儀があるというので招かれたチャグムとシュガ。
ところが、新王が傷付けられ、大きな陰謀が動き出す。
そこに隠された呪詛に気付いたチャグムたちは思いがけず巻き込まれていき…

シリーズ第4弾。



今までは題名に「守り人」と冠してあったのに、今回は「旅人」でした。
どんな風に違うのかなと思いながら読んで行くと、バルサが出てこないんですね。
他にもあるのかもしれませんが…
私にとってはチャグムの大冒険って感じでした。
わずか14歳にしてここまでの判断や対応を下せるとは、こんなに熱い思いを持っているとは、と驚かされるばかりで。
もちろん、シュガの助けがあってこそなんですけれど。
サンガル王国の第二王子タルサンがチャグムと同じ14歳なんですよ。
同じ王子でもこうも違うのか、と。
チャグムもそうですけれど、ラッシャローのスリナァの大冒険も凄かったです。
新王の即位の儀ということで他の国からも王たちが訪れているのですが、そこに「闇の守り人」で出て来たカンバル王や<王の槍>たちが登場したのも、感慨深くて。
繋がっているんですよね。色んなことが。
「守り人」たちに出会って、変わって行くんですよね。色んな人が。
チャグムもシュガもまたここで大きな経験を積んで強い想いを持ち、絆を深めたようです。
凄いなぁ、と思うばかりです。
私達の世界にも<サグ>と重なる<ナユグ>のような世界があるのかも、と思えてなりません。
また、佐竹美保さんの挿絵が何とも言えず素敵で。世界が広がって行くようでした。
これからの展開も楽しみです。



難破の危機がきたら、なにかをもちだそうと思うな。生命がたすかることだけを、ただ考えよ。生命さえあれば、かならず新たな道がひらけるのだから、と。


王は兵の背後にまもられる者。将は兵の先頭にたってみちびく者だ。おのれの命をかけられぬことに、兵の命をかけてはならぬ。兵よりさきに死ぬ覚悟をしめしてこそ、兵はついてくるのだ





2016.09.21(Wed) | 【あ行】:上橋 菜穂子 | cm(0) | tb(0) |

図書館革命 図書館戦争シリーズ④ / 有川浩



図書館革命 図書館戦争シリーズ (4)

平成23年6月25日 / 株式会社角川書店



原発テロが発生した。
テロの内容が作家の当麻蔵人の著作に似ているとして、彼が良化特務機関に狙われることとなる。
郁たちは当麻の護衛に奔走する。
かつてない大きな戦いはどのような決着を迎えるのか。

シリーズ第4弾にして、本編最終巻。



凄かった。
とにかく。
長い長い闘い。
読んでいてずっと心臓を摑まれているような緊迫感。
図書隊と良化特務機関の最大の闘いだった。
色々なものを巻き込んで、大きくなって行って、今までの伏線が繋がっていく感じで。
人間関係とか、個々の思想とか。
過去の色々なものとか。
国民の考え方とか。
もうね、色々。
もちろん、闘いばかりじゃなくて、恋愛の面でも話は進んで行って、そっちもドキドキで。
いやぁ、凄かった。
これで本編が終わってしまうってのが寂しいけれど、シリーズの続編として番外編が出ているので、そちらを楽しみにしようと思います。
自分が読みたい本を読める今の時代はなんて幸せなんだろうと、ひしひしと感じたシリーズでした。
出会えて良かった。読めて良かった。



手塚の上官として感謝する。よく背負ってくれた。ありがとう。


場合によっては悪意より善意のほうが恐ろしいことがあります。悪意を持っている人は何かを損なう意志を明確に自覚している。しかし一部の『善意の人々』は自分が何かを損なう可能性を自覚していない


間違えたってかまうか。間違わない人間なんかいない(中略)間違ったら『次から気をつけます』でいいんだ。何度でも次から気をつけたらいいんだ


その新しい世界の中で、自分を思い出す手がかりをその指に持っていてほしいと思うのはわがままだろうか。


大丈夫だ。お前はやれる





2016.09.20(Tue) | 【あ行】:有川 浩 | cm(0) | tb(0) |

時をかける眼鏡 医学生と、王の死の謎 / 椹野道流



時をかける眼鏡 医学生と、王の死の謎

2015.1.25. / 株式会社集英社



医学生の西條遊馬は母の故郷のマーキス島で訪れた「法医学博物館」で過去にタイムスリップ!
訳が分からないまま、殺人事件に巻き込まれて牢獄送りに。
そこで出会ったのはこの国の皇太子ロデリックだった。
王殺害の罪で投獄されているロデリックの無実の証明を頼まれた遊馬は、法医学の知識で真相を突き止めることが出来るのか!?

シリーズ第1弾。



もうね、題名が素敵だと思いません?
時をかける「眼鏡」ですよ、「眼鏡」。
それだけで読みたくなりますよね。なんかドキドキしますよね。
で、読んでみると、鬼籍通覧シリーズとは違ってファンタジー要素いっぱい。
そんな中でも、それぞれの登場人物の人となりが面白い。
タイムスリップした過去での法医学知識の使われ方も面白い。
医学の進歩って凄いよね。
あと、それぞれがそれぞれの信条を持って行動してるってのもかっこいいなと。
自分はどんなかなぁ。ちゃんと前に進めているかな。強く思えているかな。
このシリーズはまだまだ続いているので、また楽しみに読ませてもらおうと思います。



あなたのことを大好きな人が少なくとも二人いるのに、あなたが自分の命をそんなふうに放り出しちゃ駄目です。


おのれの目で確かめたこと以外は、そう自信満々に決めつけるでない


各々が生まれた場所で、最善を尽くす。それが人の道であろうと、私は思うておる。





2016.09.16(Fri) | 【は行】:椹野 道流 | cm(0) | tb(0) |

片付けたくなる部屋づくり 古い2Kをすっきり心地よく住みこなす「片づけのプロ」の暮らしテクニック65 / 本多さおり



片付けたくなる部屋づくり 古い2Kをすっきり心地よく住みこなす「片付けのプロ」の暮らしテクニック65

2012.12.24. / 株式会社ワニブックス



著者が新生活を始めてから現在に至るまで試行錯誤した収納方法を紹介。



ようやく1冊目を読むことが出来ました。
こういう収納に関する本を読むと、自分の部屋の乱雑さが気になって心が落ち着きません。
案の定、部屋を片付けたくて仕方なくなりました。
自分なりの片付けをして、自分も楽しい暮らしをしたいものです。
それにはまず…なんでもとっておくのを変えないとなぁ…



俯瞰によって見えてきた自分が、「何を大事にしていきたいのか」を選ぶこと。





2016.09.16(Fri) | 【は行】:本多 さおり | cm(0) | tb(0) |

図書館危機 図書館戦争シリーズ③ / 有川浩



図書館危機 図書館戦争シリーズ (3)

平成23年5月25日 / 株式会社角川書店



王子様の正体を知ってしまった郁は、王子様を卒業することに決めた。
一歩ずつ進んで行く郁の前に、次々にやってくる試練。
折口が担当した人気俳優のインタビューで一波乱。
そして、茨城県の美術館で発表されることになった今年の最優秀作品賞『自由』が良化特務機関の検閲対象となり、応援に向かう図書特殊部隊だったが・・・

シリーズ第3弾。



少しずつ少しずつ変わっていく郁の心模様。
それを追っていくのも楽しいけれど、検閲ということに対して世間がどう動いていくのか、その変化を見ていくのもドキドキしました。
今回は大きな大きな分岐点だったんじゃないかと感じました。
俳優・香坂大地のインタビューで世間に投じたひとつの波。
そして、茨城県への応援で起こった様々なこと。
それが引き起こした、最後の事件。
大きく、大きく変わっていくんだ、と。
見えているものが全てじゃないんだ、と。
様々な人の繋がりがあるんだ、と。
検閲だけでなく、人間模様も凄まじかったです。
次の「革命」でどんな風になって行くのか、楽しみに読ませてもらおうと思います。



大したことじゃないとか言うな!


絶対あの図書館を、もう一度君が安心して来られる場所にする。


カミツレの花言葉(中略)『苦難の中の力』


その魚や米がお前の血となり肉となって、お前を生かしてくれとるんじゃ。お前が生きていくためにほかの命に死んでもろうとるんじゃ。(中略)生きていくために他の命を頂くから「いただきます」で、「ごちそうさま」じゃ。


お前なら足手まといになるようなことはない。


大丈夫だ(中略)俺がついてる


彼らは我々に代わって手を汚しているのです。あなたがたは彼らに代わって手を汚す覚悟があって彼らをそのように責めるのか!





2016.09.11(Sun) | 【あ行】:有川 浩 | cm(0) | tb(0) |

カンナ 吉野の暗闇 /高田崇史



カンナ 吉野の暗闘

2009.3.5. / 株式会社講談社



諒司が奈良の吉野山に居るとの情報が入った。
甲斐たちは吉野に向かい、山で事故に遭う。
黄金伝説と修験道開祖の役小角の謎が詰まったこの地で、彼らが出会った真実とは…

シリーズ第3弾。



久し振りにカンナシリーズを読みました。
今度は吉野なんですね。
吉野と言えば、桜。一度見てみたいなぁ…
そんな吉野の桜にも関係する今回の謎。面白かったです。
昔の人の考え方、差別のもっともっと酷いものを考えるとやるせなくて悲しくなるけれど、色んなものを乗り越えて皆今まで命を繋いできたんだと思うと、凄いなぁと思うのです。
習っていなかった歴史の裏側を知るのは、ドキドキして楽しいです。考えることって大事。
今回もほうろくが大活躍。流石、忍者犬。偉いなぁ。
次はどこに行くんだろう。いつ捕まるんだろう。真実はどこにあるんだろう。今後も楽しみです。



山の上部に磁石がある場合には、その地下に銅がある。
山の上部に稜角を持つ石がある場合には、その地下に鉛・錫・赤銅がある。
山の上部に赤土がある場合には、地下に鉄がある。
そして、山の上部に丹砂がある場合には――、
その地下に黄金がある。


用捨は心に在り。
自他の傍難、有るべからずか


甲由田申は筆者の誤り。十点千字は継母の謀


願い続けていれば、必ずかなうから。たいていの人は、自分で自分を諦めちゃうんだよ。


歴史は覚えるものではなくて、考えるもの。


鬼も、
天狗も、
土蜘蛛も、
誰もが甲斐たちと寸分違わない「人間」なのだ。





2016.09.06(Tue) | 【た行】:高田 崇史 | cm(0) | tb(0) |

図書館内乱 図書館戦争シリーズ② / 有川浩



図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2)

平成23年4月25日 / 株式会社角川書店



遂に郁の両親が襲来した。
また、小牧が昔から面倒を見ている中澤毬江という少女が登場。
そんな中、小牧が謂れも無い罪で良化特務機関に連行されてしまうのだが…
郁たちはこの窮地を乗り切れるのか!?

シリーズ第2弾。



今作は、小牧や手塚、柴崎がメインとなって進んで行く話があって、前作よりも更にキャラの深くまで見せられていく感じでした。
小牧の幼馴染の毬江や、手塚の兄の慧が出てきて、もうなんか色々凄いです。
柴崎も併せて、それぞれの人となりが形成されて来た過去を知ると、今までとはまた違った視点で彼らの行動が見えるから不思議。
郁には大きな難題も襲い掛かって来ました。
相変わらず堂上はカッコイイ。素直じゃないのが、なんだかなぁ、なんだかなぁ。
途中、難しい用語がいっぱいで中々読み進められなかったのですが、後半に向かってスピードアップ。
最後には大きな爆弾が待っていました。これは次が楽しみだ。
描き下ろしの「ロマンシング・エイジ」はほっこりと読ませてもらいました。
本編中に登場した「レインツリーの国」が実際に出版されているというので、それも読んでみたいです。
図書館戦争シリーズを読む度に思うのが、今こうして好きな本を好きなだけ読むことが出来ることって本当に幸せだなって。
その幸せに感謝しながら、これからも本の世界に誘われていきたいものです。



あの子が自由に本を楽しむ権利も感性も誰にも否定させるものか。


組織と個人を直結させて結論づけるような短絡はするなよ


守るに決まってるだろうが――お前の本なら。


一冊の本を攻撃するということは、その本を愛する人を傷つけるということだ。


大切な誰かに恥じない自分でいるために人は歯を食い縛れるのだ。


命より大事な仕事などないと。揺らいだときは自分の人生を優先しろと。
どんな職場でもお前らの人生の責任は取ってくれん。引き際は自分で決めろ。





2016.09.04(Sun) | 【あ行】:有川 浩 | cm(0) | tb(0) |