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蓮

Author:蓮
ミステリーやらエッセイやら何やかや、その都度気になった本を読んでいます。
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薄紫のウィークエンド / 赤川次郎



薄紫のウィークエンド

1991.9.20. / 株式会社 光文社



杉原爽香、18歳の秋。
父が突然倒れ、入院生活をすることになった。
一方、親友の今日子が交際している大学生の只野にはマリファナ売買に関わっているとの不穏な噂があり、爽香は悩む。

シリーズ第4弾。



久し振りに(なんと、前回は2014年11月でした)杉原爽香シリーズを読むことが出来ました。
このシリーズは1年に1冊発行され、読者の私達と同じように主人公の爽香が歳を重ねていくので、どうしてもシリーズの順番で読みたかったのです。
高校3年生になった爽香は、またひとつ大人の階段を昇って、最初の頃に比べて落ち着きが増えてきていました。
そうだよね、大人になるってこんな段階があったよね、と思いながら読み進めて行きました。
今作では、爽香のあずかり知らぬところでもうひとつの事件が進んでいます。
交錯するふたつの話が最後になるに随い、近付いてくる瞬間がドキドキしました。
爽香のボーイフレンドの明男との関係、明男の母との関係の微妙さが胸に突き刺さります。
色々抱え込み過ぎる爽香が、この先どんな人生を歩んで行くのか、また続刊を順に読ませて頂きたいと思います。



家族に一人、病人が出るって、大変なことね





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2017.06.11(Sun) | 【赤川次郎】:杉原爽香 | cm(0) | tb(0) |

逃げこんだ花嫁 / 赤川次郎



逃げこんだ花嫁

平成2年10月1日 / 株式会社角川書店



亜由美の元に、13歳の花嫁が助けを求めてやって来た。
なんと、町の平和の為に55歳の大地主の男と結婚させられそうだと言うのだ。
そんな折、殺人事件が発生して、花嫁も失踪した。(『逃げこんだ花嫁』)

ほか、1編収録。
シリーズ第4弾。



亜由美の元に逃げこんで来た花嫁は、ある町の二大大地主の片方の娘だったのです。
ビックリ。
町の平和のためとは言え、13歳という若さで好きでもない55歳の男性と結婚させられるだなんてなんということでしょう。
彼女の気持ちを考えると、切ないというか、悔しいというか、もどかしくてもどかしくて。
次々に起こる殺人事件も、結末が分かればなんともやるせなかったです。
また、もう1編収録されている『花嫁学校の始業式』では、結婚生活の難しさや、恋愛の不思議…というか人生何がどうなるか分からないなぁ、という思いを抱かされました。
久し振りに読んだ花嫁シリーズですが、ドン・ファンは相変わらずドン・ファンだし、亜由美たちメインキャラのやり取りも楽しくて、内容はやるせないながらも元気をもらいました。
また少しずつ花嫁シリーズが読めたら良いなと思います。



2017.06.11(Sun) | 【赤川次郎】:花嫁 | cm(0) | tb(0) |

カンナ 天満の葬列 / 高田崇史



カンナ 天満の葬列

2011.3.7. / 株式会社講談社



太宰府天満宮と湯沢天神をそれぞれ訪れた竜之介と貴湖。
二人には、なぜ菅原道真が大怨霊として伝わっているのかという疑問が浮かぶ。
そんな中、丹波が何者かに襲われる。
シリーズ第9弾。



太宰府天満宮には、昔行ったことがあります。
行ったことがある場所が物語の中に出てくると、その時の記憶も同時に思い出されて不思議な昂揚感があります。
日本三大怨霊として恐れられている菅原道真公。
今回は、どうして菅原道真公が怨霊として伝えられるようになったかという謎に迫ります。
もちろん謎だけではなく、甲斐たちに襲い来る何者かの手によりハラハラさせられる場面もいっぱいあります。
物語が次第に終息地点に向かっているスピード感にドキドキさせられながら、歴史の知られざる一面にも気付かされて今回もとても楽しく読ませていただきました。
甲斐たちの旅路の果てにあるものがどんなものなのか、とても気になります。
次巻も楽しみに読ませていただこうと思います。



東風吹かば匂いおこせよ梅の花
  あるじなしとて春な忘れそ


しのびには三ツのならひの有ぞかし
  論と不敵とさては知略と


城に盈ち郭に溢れて 幾ばくの梅花ぞ
猶しこれ風光の 早歳の華
雁の足に黏り将ては 帛を繫けたるかと疑ふ
烏の頭に点し著きては 家に帰らむことを思ふ


去にし年の今夜 清涼に侍りき
秋の思ひの詩篇 独り腸を断つ
恩賜の御衣は今此に在り
捧げ持ちて日毎に余香を拝す


  

月夜見梅花(月の夜に梅花を見る)

月耀如晴雪   月の耀くは晴れたる雪の如し
梅花似照星   梅花は照れる星に似たり
可憐金鏡転   憐れぶべし 金鏡の転きて
庭上玉房馨   庭上に玉房の馨れることを


うつくしや紅の色なる梅の花
  あこが顔にもつけたくぞある


怨霊と呼ばれるようになってしまった人たちは、真っ直ぐな生き方しかできなかったからだろうね。





2017.06.11(Sun) | 【た行】:高田 崇史 | cm(0) | tb(0) |