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Author:蓮
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蒼路の旅人 / 上橋菜穂子



蒼路の旅人

2005.5. / 株式会社 偕成社



新ヨゴ皇国の皇太子チャグムは罠だと知りながら、祖父である海軍大提督ハルスアン・トーサたちと共にサンガル王国に向けて出港する。
この旅路はチャグムの人生における大きな分岐点となる。

シリーズ第7弾。



この本は、守り人シリーズの中の旅人シリーズになります。
チャグムが国を背負いながらどう生きていくか、彼の生き様と成長を大きく見せられた一冊です。
ナユグが見えるチャグムが、現実から逃げたいのに逃げられない辛さは想像を絶するものだと思います。
父の帝との確執も読んでいて、胸が締め付けられます。
国と言うものは、とても大きな化け物のようです。
しかも、国内の問題だけではなく、国外との関係を良好に保つのも至難の業です。
それをこの幼き少年が背負うというのは本当に重すぎます。
この旅路の中で、チャグムはとても辛い思いもするし、新たな出会いにより発見することもあります。
彼が成長していく様を見守っていると、その強さに心惹かれ、勇気ももらいます。
チャグムが踏み出した一歩が、今後どのような旅路を辿るのか、次巻以降も楽しみに読ませていただきたいと思います。



だが、人は、どんなときも、なんとか、かんとかくらしていく。ひたすらに日々の暮らしをつづけていく。


小さな川の流れが、合流し、またわかれていくように、すべての者は、ほかの人には知ることのできない思い出をせおって、つかのまであい、またわかれていく。


海に落ちたときは、泳ごうとあがいて体力をうしなうより、浮かんでただようほうがいい。


身体に力を入れないで。ふわっと手足をひろげる感じにして。そしたら、海が抱きあげてくれるから。





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2017.06.16(Fri) | 【あ行】:上橋 菜穂子 | cm(0) | tb(0) |