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蓮

Author:蓮
ミステリーやらエッセイやら何やかや、その都度気になった本を読んでいます。
最近はファンタジーもちょこちょこと。

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神様の御用人6 / 浅葉なつ



神様の御用人 (6)

2016.8.25. / 株式会社KADOKAWA



東京の地に降り立った良彦と黄金。
そこで、良彦が出会ったのは驚くべき人物だった。
時を超えて繋がる人と人との絆が見せる物語。

シリーズ第6弾。



今回はなんと東京進出です。
初めて降り立った東京の地の圧倒的なビル群に驚く良彦…分かる、分かるよ、驚くよね。
今回は3本仕立て。
一柱は、東京の地で有名なあの方の伝説に基づいた物語。これはまたキュンと切なくなりました。
そこで出会ったあるお方との、何とも言えないご縁。
そして、二柱で今までの伏線が回収されていく様は、もうね感動しながら、やられたって感じでした。
また、三柱では九州の地であの三女神たちと出会います。時を超えてなお紡がれる人と人、人と神の絆は優しくて、あたたかくて、切ない物語でした。
今回も良彦のまっすぐさに救われた感じです。
次はもうすぐ発売の最新刊です。次はどんな物語が紡がれるのか楽しみです。



『先祖の魂は子孫に伝はる
 我が身生れてあるは、即ち是れ、先祖の身分かれたる故也』


親の魂は子に引き継がれ、その親にも両親があり、遡っていけばいくほど、顔も知らない先祖の魂(心)や肉体が、今を生きる自分に積み重なって、引き継がれていることを思い知るのだ。


記録や文字に残ってない人たちの営みがあって、そこびいろんな生き死にや想いがあって、それが繋がって今があるんですね





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2017.07.27(Thu) | 【あ行】:浅葉 なつ | cm(0) | tb(0) |

最後の晩ごはん 師匠と弟子のオムライス / 椹野道流



最後の晩ごはん 師匠と弟子のオムライス

平成27年12月25日 / 株式会社KADOKAWA



夏神の元に、師匠の船倉から店を畳むと連絡が入る。
すぐに皆で船倉が営む洋食店を訪れ、船倉の料理をいただく。
しかし、その後船倉が亡くなったという知らせが届き…

シリーズ第5弾。



夏神が料理人となった原点である師匠の船倉が登場します。
これまた味のある方で、この方だからこそ夏神を救えたのだな、と思いました。
海里にとっては師匠の師匠…大師匠ということです。
夏神の過去を聞いていたら、やるせない気持ちでいっぱいになりました。
海里が居てくれて良かった。
船倉が亡くなったことはとても残念なのですが、そこから海里たちが経験したことは、とても貴重なことだと思います。
人と人との関係性って、不思議で複雑なものなんですよね。
家族って本当にかけがいのないもので、ありがたいですね。
前作までの海里たちの歩みがあったからこその今作なんだと思います。
これからも海里たちの成長を楽しみに読ませていただきたいと思います。



子供って、親に正しい振る舞いと無償の愛情を求めすぎだよね


学歴と賢さは正比例と違うぞ。


俺たちの身体って、細胞っていう生き物がいっぱい集まって作ったグループみたいなもんなんだって。普段は脳がリーダーになってるけど、脳が死んだら、全員解散になるらしいよ


脳が死んだら、俺たちは『人』として終わりだろ?だけど細胞一つ一つは、そっから先も、酸素とエネルギーが尽きるまで、生き延びようと踏ん張り続けるんだって


死んじゃいたいと思ってるのに死ねないのは、細胞たちは生きたいと思ってるからじゃないかなって。(中略)俺の身体だからって、俺の一存だけでどうこうしてもいいもんでもねえんだなあって、そう思ったんだ。





2017.07.19(Wed) | 【は行】:椹野 道流 | cm(0) | tb(0) |

異世界コンシェルジュ ~ねこのしっぽ亭営業日誌~ / 天那光汰



異世界コンシェルジュ―ねこのしっぽ亭営業日誌

2014.12.1. / 株式会社アルファポリス



生きることに絶望し自殺を図った佐藤恭一郎は、目を覚ますと異世界に居た。
助けてくれたネコミミ少女のメオに恩返しをするため、彼女が店主を務める食堂「ねこのしっぽ亭」の手伝いを始める。
現代の知識を元に打ち出した新メニューで、落ちぶれた食堂を再建することが出来るのか!?

シリーズ第1弾。



最近の私は、異世界ファンタジーでも再建モノに惹かれるのでしょうか。
これまた、食堂再建物語です。
異世界は異世界でも、ネコミミ、魔法使い、竜族などなど色んな種族が混在する異世界です。
現実世界に絶望した恭一郎は、異世界での出会いを通して変わって行きます。
恭一郎を助けてくれたネコミミのメオは優しいし、エルフの魔法使いのアイジャは頼りになるし、リザードマンのリュカは可愛いし…
その他にも、リュート、タイザ、アランなどなど魅力的な登場人物がいっぱいです。
異世界モノのファンタジーを読む度に思うのが、自分がもし異世界に飛んだとして、彼らのように逞しく現代の知識を活かせるかということです。
そもそも、現代の知識量からして違う気がして仕方ありません。
私達に馴染みのある料理でも、異世界の人には新鮮というのも面白いし、異世界の食材を使って現代の料理を再現しようと奮闘する過程も面白いです。
食堂再建ものだと思って読み進めていったら、思いがけず恋愛展開もあってビックリしました。
まだまだシリーズが続いているようなので、次も楽しみです。



2017.07.16(Sun) | 【あ行】:天那 光汰 | cm(0) | tb(0) |

私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback? / 森博嗣



私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback? Wシリーズ

2017.2.20. / 株式会社 講談社



行った者は誰も帰ってこないという富の谷。
そこに、脱走したウォーカロンたちが潜んでいるという情報を得たハギリたち。
彼らはアフリカ南端にあるその地を訪れる。
そこで彼らは新しい生の体験をする。

シリーズ第5弾。



今度は、フランスの博覧会から脱走したウォーカロンたちを追ってアフリカ南端の国にやって来ます。
ウォーカロンと人間の違いは何か―――今回も、これがテーマのように感じました。
ここでの出会いで、ハギリはまた自分の考えを深くしていきます。
ここでの体験は、読んでいて恐怖でした。
あんな体験をしたら、私はもう怖くて堪らないでしょう。
遠い未来にはあのようなことが起こるのでしょうか。
SFの世界だと思っていたことも、いつかは実現するのでしょうか。
「生」とは何なのか、「生きる」とは「生きている」とは何なのか―――今回もその問いかけがとても強かったように感じます。
人間の欲望というのは、果てしなく、そして墜ちていくものなのですね。
それに囚われないように、自分というものをしっかりと持っていなくてはなりませんね。
今後また、彼らがどのようにして「生」と向き合うのか。
彼らの旅を通しながら私も考えられたら良いなと思います。



2017.07.15(Sat) | 【森博嗣】:Wシリーズ | cm(0) | tb(0) |

天と地の守り人<第二部> / 上橋菜穂子



天と地の守り人〈第2部〉

2007年2月 / 株式会社 偕成社



北の大陸を救うためにカンバル王国とロタ王国の同盟が必要だと知ったチャグムとバルサ。
ふたりはバルサの故郷であるカンバル王国に向かう。
しかし、カンバル王の側近にタルシュ帝国と内通している者が居たのだった。

シリーズ第9弾。



三部作の第二部です。
ロタ王国で無事にチャグムと出会えたバルサ。
だけど、チャグムの願いは叶わず、次なる希望の実現の為にふたりはカンバル王国へ向かいます。
かつてバルサが育って、そして逃げて来た祖国のカンバル王国。
ここでも、ふたりは大きな試練にぶち当たることになるのです。
北の大陸の人々――祖国新ヨゴ皇国の民を守るために、チャグムは奮闘します。
皇太子の誇りをかけたその戦いに、心打たれました。
新ヨゴ皇国も大変なことになっています。
今は離れている、タンダやシュガたちも踏ん張って居ます。
それぞれがそれぞれの場所で、タルシュ帝国からの攻撃に備えて踏ん張っているのです。
強大な敵が侵略してくるというのは、とても怖く、とても恐ろしく、とても焦るものです。
読み進めて行きながら、心臓が掴まれるようでした。
三部作も残る所、あと一部。
ついに、彼らの物語が終わりを迎えるのですよね。
心して、第三部を読ませていただきたいと思います。



……あんたは自分をせめすぎる。ものすごく高いところを夢みて、そこへとどかないと、自分をせめている。
 でもね、なにもかもを背負える人なんて、この世にはいないし、だれも傷つけず、だれにとっても幸福な解決なんてものも、きっと、この世には、ありはしないんだよ。


「人を殺したものは、らくになろうなんて思っちゃいけないと、わたしは思う。――理由をつけて納得なんかされたら、殺された人はうかばれないだろう。
 自分を殺そうとむかってくるやつを、身をまもるために殺したんだとしても、わたしは、自分が人殺しだってことを、わすれたくない。」





2017.07.11(Tue) | 【あ行】:上橋 菜穂子 | cm(0) | tb(0) |

天と地の守り人<第一部> / 上橋菜穂子



天と地の守り人〈第1部〉

2006年12月 / 株式会社 偕成社



行方不明のチャグムを探すために、バルサはロタ王国へ向かう。
一方、新ヨゴ皇国はタルシュ帝国からの攻撃に備えて準備を始める。

シリーズ第8弾。



三部作の第一部です。
いよいよ、物語も佳境です。
勇敢にも故国を救うためにひとり旅立ったチャグム。
彼は故国では亡くなったことにされてしまいます。
その知らせに悲しむバルサたちでしたが、ある人からの知らせでチャグムが生きていることを知り彼を探しにロタ王国に向かいます。
大切な人が亡くなったという知らせと、生きていたという知らせは天と地ほどの違いもある大きな悲しみと喜びだったことでしょう。
残されたタンダには、これまた大きな試練が待ち構えています。
バルサにもタンダにも、そしてチャグムにも大きな大きな試練です。
バルサがチャグムを追いかけて行くのをハラハラドキドキしながら読み進めて行きました。
そして、ナユグが迎えようとしている春がサグにも大きな影響を与えています。
これからどうなるのか、目が離せません。



知っていてわるいことは、ひとつもない





2017.07.11(Tue) | 【あ行】:上橋 菜穂子 | cm(0) | tb(0) |

天久鷹央の推理カルテⅤ ―神秘のセラピスト― / 知念実希人



天久鷹央の推理カルテV: 神秘のセラピスト

平成29年3月1日 / 株式会社 新潮社



白血病の少女を救う手段は骨髄移植しか残されていない。
だが、母親が聖痕を持つ預言者の言葉を信じ移植を拒否している。
鷹央は、奇蹟と対峙し、少女を救うことが出来るのか。

シリーズ第7弾。



今度は、聖痕です。奇蹟です。
今回も色々な謎の症状が現れます。
腐っていく身体、若返りの謎、そして聖痕…
謎に隠されている疾患を診断していく上で、自分が罹患したことのある疾患が出てくると、より一層実感を持ってその文章を読んでしまいます。
文章にしてみると数行で終わることなのですが、実際に罹患したことのある体験からするとそんなものではありません。
だからこそ、こうして色々と明らかにされる疾患に実際に罹患したことのある人や関係者の方々のことを考えると、その数行で説明されている以上の苦悩があるのだろうなと考えます。
このシリーズの謎に隠されている疾患の中には、聞いたことのあるものもあれば、初めて知る疾患もあります。
それでも、共通して言えるのが、なんだか分からない状態で恐怖に苛まれるよりも、疾患名を診断されるということがどれほどの救いになるかということです。
全ての人がそうとは限りませんが、私の経験上はどの疾患か分からずに自分に起こっている症状に悩まされている時に医師から疾患名を告げられた時、本当に救われたと感じました。
疾患名が分かれば、その治療法も知ることが出来るからです。
それを完治できるかどうかはまた違う話になるのですが、それでも分からない恐怖というものからは救われると思います。
今回は女性なら夢見る若返りについての謎もあります。
聖痕は宗教的な問題でもあります。
腐っていく身体の描写はちょっと怖かったです。
鷹央と小鳥遊のコンビも益々面白味を増してきています。今後の展開が楽しみです。
今回は鷹央にとっても大きな試練がありました。試練は毎回あるのですが、今回はまた格別だったんじゃないかな…
もちろん、鷹央だけでなく他のみんなもそれぞれ試練だったと思います。
お疲れ様でした。
また、新刊が出るのを楽しみに待とうと思います。



女は誰かに恋をした時、エストロゲン、つまりは女性ホルモンの分泌量が増加する。エストロゲンには肌つやをよくしたり、女らしい体つきにする作用がある。つまりは女として美しくなるんだよ


恋する相手はべつに実在の男である必要はない。相手が同性であろうと、マンガやアニメなど二次元のキャラであっても、恋すればエストロゲンの分泌が増加することが分かっている


女の美しさは若さだけから生じてくるものじゃないはずだ。人生の様々な経験をした者にしか醸し出せない美もある。失った若さに囚われるのではなく、現在の自分なりの美を求めるべきだ





2017.07.05(Wed) | 【た行】:知念 実希人 | cm(0) | tb(0) |

神の時空 ―京の天命― (かみのとき ―きょうのてんめい―) / 高田崇史



神の時空 ―京の天命―

2017.4.5. / 株式会社講談社



日本三景である松島、天橋立、宮島に次々と異変が起こった。
いよいよ高村皇たちの総攻撃だ。
辻曲兄妹たちは、今まで出会った女性たちと共に、神々を鎮めるために立ち向かう。
そして、摩季に「死反術」を行う期限も迫る。

シリーズ第8弾。



遂に完結です。
全員集合。総力戦です。
場面が次々と変わるのでついていくので精一杯だったのですが、沢山の神々たちのことをまた知ることが出来て勉強になりました。
知っている場所が出てくると、また感慨深いものです。
今まで出会った人たちが勢揃いしていくのもクライマックス感が強かったし、明らかにされていなかった過去の関係などを知って行くのも色々な糸が繋がっていくようで面白かったです。
神々がどうして祀られるようになったのか、それを知るということは本当に大切な事なんですよね。
高村皇の考えていることも知ることが出来ます。
どうなることかと思ったのですが、これでシリーズ完結です。
完結後も読んでみたいな、と思わせてくれるシリーズでした。
摩季の死からの怒涛の数日間、お疲れ様でした。



天の原 ふりさけ見れば
霞立ち 家路まどひて
行く方知らずも


大江山いく野の道の遠ければ
  まだふみもみず天の橋立


橋立の松の下なる磯清水
  都なりせば君も汲ままし


九重の花の都に住はせで
  はかなや我は三重にかくるる


散りぬべき時知りてこそ世の中の
  花も花なれ人も人なれ


自分で自由に使える時間を奪われてしまうことほど、悲しく辛いことはないからな。


もともと日本には(中略)世界中の、およそ一割の火山が存在するといわれておる。実際にこうして日本地図を眺めても、百を超える火山が載っている。ゆえに、地震も多い。


『二礼二拍手一礼』っていうのは、明治時代になってから決まったことだから


さねさし相武の小野に燃ゆる火の
  火中に立ちて問ひし君はも





2017.07.04(Tue) | 【た行】:高田 崇史 | cm(0) | tb(0) |