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蓮

Author:蓮
ミステリーやらエッセイやら何やかや、その都度気になった本を読んでいます。
最近はファンタジーもちょこちょこと。

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異世界コンシェルジュ ~ねこのしっぽ亭営業日誌~ 3 / 天那光汰



異世界コンシェルジュ―ねこのしっぽ亭営業日誌〈3〉

2015.6.30. / 株式会社アルファポリス



超高級ホテルのグランドシャロンで働くことになった恭一郎。
フロアチーフとして従業員の教育を任されていた。
そんなある日、アキタリア皇国の皇女サリアがホテルを訪れる。

シリーズ第3弾。



今回も新しい登場人物が出てきます。
アキタリア皇国は、なんと先の大戦で敵対していた国。
そんな国の皇女が来訪されるとなれば、色々な政治問題も絡んできます。
恭一郎の接客にも力が入るというものです。
そして、今まではねこのしっぽ亭でメオと共に働いてきた恭一郎が、この世界に来て初めて一人で別の職場で働くという経験を重ねて行くというのも、時の流れを感じつつも、恭一郎の成長も感じることが出来ます。
本当に凄いことだと思います。
新しい職場ともなれば、新しい同僚も出てきます。
また、ホテルともなれば色々な客が居るというもの。
皇女来訪だけではなく、もうひとつ大きな事件に恭一郎が巻き込まれることになります。
それを彼がどのように対処していくのかも、恭一郎の人となりを見れば予測されるような結果でした。
彼の誠実さにはいつも感心させられます。
ただ、メオとアイジャ、更にはリュカにその友達…と恭一郎に魅せられていく女性が増えて行く中で中々ハッキリと決められないところはいつもながらもどかしいです。
でも、それが良い所でもあるのでしょうね。
これからも、まだ続くようなので恭一郎がどのようになって行くのか、ねこのしっぽ亭がどうなっていくのか、楽しみに読ませていただきたいと思います。




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2017.10.31(Tue) | 【あ行】:天那 光汰 | cm(0) | tb(0) |

小説 千本桜 / 原作:黒うさP/WhiteFlame / 著・イラスト:一斗まる



小説 千本桜

2013.3.9. / 株式会社アスキー・メディアワークス



春の暖かな陽射しのもと家族たちと花見を楽しんでいた少女・未來は、はぐれた姉を探しに行き、気が付くと巨大な桜の前に居た。
突如彼女を黒装束の忍者が襲う。
窮地に陥った彼女を助けてくれたのは「神憑特殊桜小隊」だった。
目を覚ました彼女が居たのは、大正100年の帝都だった。

シリーズ第1弾。



CMにも起用されたあの有名なボーカロイド曲「千本桜」が、遂には小説化された。
お馴染みのボーカロイドたちが、大正100年の帝都で「神憑特殊桜小隊」の軍人として帝都・桜京を守護している。
平成の世から神隠しにあってこの帝都にやって来た未來。
彼女はこの大正100年が存在する世界で、靑音家の人たちに助けられながら過ごしていく。
さながら「千本桜」のプロモーションビデオの中に飛び込んだかのようだ。
ボーカロイドたちのことを知っていると、より楽しめる作品だと思う。
そうでなくても、大正時代が好きな方には折々の表現が楽しめるのではないだろうか。
「神憑」と「影憑」というファンタジー要素も面白い。
千本桜が見守るこの帝都で今後どのような物語が展開されていくのか、未來は元の世界に戻れるのか、また靑音家でのそれぞれの関係はどうなって行くのかが楽しみだ。



2017.10.28(Sat) | 【か行】:原作:黒うさP/WhiteFlame / 著・イラスト:一斗まる | cm(0) | tb(0) |

最後の晩ごはん 忘れた夢とマカロニサラダ / 椹野道流



最後の晩ごはん 忘れた夢とマカロニサラダ

平成29年6月25日 / 株式会社KADOKAWA



ある雨の夜、ばんめし屋を訪れたのは青年の幽霊だった。
この幽霊の塚本は「この世に未練などない」と言う。
だが、成仏出来なければ悪霊となってしまう可能性があるのだ。
彼の未練を探そうとする内に、海里たちは自身の過去と向き合うことになる。

シリーズ第8弾。



塚本を通して、海里だけでなく、夏神も、そして海里の家族たちも過去と見つめ合う凄く深い話でした。
深いというか、グサグサ来るんだけれど、そこは避けては通れないと言う大事な場所。
淡海が海里をモデルとしている小説も出てきます。まだ完成はしてないんですけれどね。
でも、これがきっかけなんですよね。淡海は良いものを書いてくれました。
もちろん、今回の全体を通してのきっかけは塚本青年なんですけれど。
海里が芸能界を追われて1年の間に色んなことがありましたね。
今までの話を通して家族という大切な存在と向き合えたことは、彼にとって大きな進歩だったけれど、今回は更に踏み込んで行くので色々分かってきたし、以前は分からなかったものも見えてきて納得が行きました。
また、夏神も過去の大きな傷と向かい合って来てたんですけれど、それも大きな分岐点を迎えます。
そこに至るまでが、また泣ける。
なんか、今回は過去最高くらいに泣いた気がします。
今までの彼らの頑張りを見てきたから、色々と思い出されるんですよね。
全ては繋がっているし、遠回りしているようでも、無駄なことなんてないんですよね。
前回、心に残った言葉が形になってきたなって感じ。
そして、塚本青年の心残りっていうのが分かった時には、これまた心打たれました。
彼らのようには生きられないけれど、彼らを見習って、私も精一杯生きたいなと思います。
いつもそう思わされる、そんなシリーズです。
これにて、最新刊に追いつきました。
これからは、最新刊が出るのを楽しみに待とうと思います。
今回も、ほんわかあったか、心に突き刺さりながらも前向きになれる、そんな一冊でした。



望みを言葉にする、そしてそれをさらに文字にするということは、大事なことでございますよ。そうすれば、夢が言霊になり、向こうから来てくれることもあるのだと、前の主が……





2017.10.28(Sat) | 【は行】:椹野 道流 | cm(0) | tb(0) |

最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ / 椹野道流



最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ

平成28年12月25日 / 株式会社KADOKAWA



ロイドの「京都に行きたい」という言葉を聞いた夏神は3人での京都旅行を提案する。
京都で李英と合流した海里。
その後、李英の便利屋のバイトで遺品整理を手伝うことになった海里は、あるものを見つける。

シリーズ第7弾。



今回の幽霊は黒猫です。
京都旅行での夏神と海里のやり取りもじーんと来たけれど、黒猫の幽霊と出会ってからの海里たちの行動もじーんと来ました。
夏神の抱えているものを海里がそっと傍で支えている関係はとても素敵だし、その海里を支えるロイドも素敵です。
黒猫の幽霊が伝えられるのは鳴き声だけれど、そこから黒猫の想いを汲み取った海里、流石だな。
そんな海里を後押しする夏神も流石。
ばんめし屋の三人だけでなく、海里のかつての後輩の李英や、小説家の淡海もそれぞれ素敵だなと思うのです。
今回も、最後には涙が止まりませんでした。
私も今ある幸せを大切に、海里たちみたいに前に進んで行きたいです。
ほっこりあったかくて優しい、素敵な一冊です。



どんなにええときにも、どんなに幸せなことにも、必ず終わりが来るんや


別れが悲しければ悲しいほど、その方と幸せな時間を過ごしたということになりましょう?


たとえわかり合えなくても、わかろうと努力することで、人って近づけるんだなって、最近思うんだ


時間さえ経ちゃ何もかもがいいほうへ転がるってことはないだろうけど、それでも過ごした年月と経験が開いてくれる扉もあるって、俺も夏神さんと一緒に信じたいんだ





2017.10.27(Fri) | 【は行】:椹野 道流 | cm(0) | tb(0) |

異世界コンシェルジュ ~ねこのしっぽ亭営業日誌~ 2 / 天那光汰



異世界コンシェルジュ―ねこのしっぽ亭営業日誌〈2〉

2015.3.31. / 株式会社アルファポリス



オスーディア大陸のエルダニアという都市にある「ねこのしっぽ亭」。
異世界からやってきた佐藤恭一郎は、助けてくれたメオに恩返しをするためにここで働いている。
今度、街の祭りが開催されるというので新メニューを考案しようとしていた。
ふと目についた芋を「揚げて」みたところ、とても驚かれた。
なんと、この世界には「揚げる」という調理法が無かったのだ。

シリーズ第2弾。



今度はお祭りです。
お祭りと言えば、屋台で売られているお祭り独特の食べ物が思い出されます。
恭一郎も一緒ですよね。
今回は、お祭りだけではなくて、新しい登場人物も盛り沢山。
リュカの友達に、リュートの相棒、それにまつわる話も色々。
他にも、お祭りに関係しての出会いもあります。
恭一郎とメオ、アイジャの関係にも変化が見られます。
思わずにやにやしてしまったり、ホロリときてしまったり。
今回も楽しく読ませていただきました。
これからみんながどんな道を歩んで行くのか、どう変わって行くのか楽しみです。



2017.10.23(Mon) | 【あ行】:天那 光汰 | cm(0) | tb(0) |

君にさよならを言わない 2 / 七月隆文



君にさよならを言わない 2

2016.8.18. / 株式会社 宝島社



幽霊が視えるぼくは、娘を想う地縛霊の館川小梅と出会う。
現在の娘の様子を見てきてほしいと頼まれたぼくは、小梅の娘の鶯を訪ねるのだったが…

シリーズ第2弾。



今回は、前回のように少女の霊ばかりではありません。
小梅という母親の霊の話では、明は母から娘への愛情というのを知ることが出来ます。
次に出て来るのは、小学生の女の子の霊。
これは、なんと悪意を持った霊なのです。
その子に対して、明がどのようにアプローチしていくのか、というのもまた今までと違って興味深かったです。
そして、最後に出て来るのは、またまた少女の霊。
この子との出会いで、明自身も少し成長したのではないでしょうか。
今回、私が一番感動したのは最初の小梅さんの話です。
母親というのは強いですね。
地縛霊になっても娘を想っているんですよ。
最後の方の明の台詞にある「丁寧に生きなきゃ」っていうのは、心に響いてきました。
私の人生もそれなりに色々ありますが、なるべく丁寧に生きて行きたいものです。



2017.10.14(Sat) | 【な行】:七月 隆文 | cm(0) | tb(0) |

玉依姫 / 阿部智里



玉依姫 八咫烏シリーズ 5

2016.7.20. / 株式会社 文藝春秋



生贄伝説のある龍ヶ沼。
子どもだった母を連れて、祖母が飛び出した山内村。
女子高生の志帆はひとりで、母の実家を訪ねて恐ろしい儀式に巻き込まれる。
八咫烏たちの原点に迫るシリーズのエピソード0が今、紐解かれる。

シリーズ第5弾。



今回の主役は、現代世界の女子高生・志帆です。
山神と、猿と、烏たちが登場します。
山内と山内村との不思議な関係。
どうして、先代の金烏は100年前に禁門を閉ざしたのか。
山神と、猿たちと、八咫烏たちの関係は何なのか。
今回は雪哉たちは登場しません。
奈月彦と共に登場するのは大天狗です。
葛野志帆という女子高生を通して、山神たちの過去を少しずつ知って行きます。
志帆は強いな、と思いました。
あんな体験をして、でも自分の意思であのような行動をとって…
舞台が現代社会なので不思議な感じだったのですが、山神たちに起こった過去を知っていくことにより、八咫烏たちの山内の原点を知ることが出来ます。
まさに、エピソード0ですね。
今作で、八咫烏たちの原点を知ることが出来たので、今までの作品の背景にあるものが見えてきました。
新作ではどのような展開になるのか、楽しみです。



2017.10.12(Thu) | 【あ行】:阿部 智里 | cm(0) | tb(0) |

君にさよならを言わない / 七月隆文



君にさよならを言わない

2015.8.20. / 株式会社 宝島社



事故がきっかけで幽霊が視えるようになった少年、須玉明。
彼は六年前に亡くなった幼馴染の桃香と再会する。
彼女はある未練があって、この世に留まっていたのだ。

彼と幽霊となった少女たちとの交流を描いた連作短編。



連作短編なので、とても読み易かったです。
明が最初に出会ったのは六年前に亡くなった初恋の幼馴染、芹沢桃香。
そこから彼の幽霊となった少女たちとの交流が始まったんだけれど、彼の誠実な態度と、彼女たちとの交流を読んでいて、切なくもなるし、悲しくもなるんだけれど、温かさや優しさを感じることが出来ました。
もちろん、そこにはこの世に心残りがあって幽霊となってしまった彼女たちだけではなく、彼女たちを今でも思い続けている残された人たちとの交流もあるのです。
彼が、彼女たちと残された人たちの間を取り持ちながら、彼女たちの心残りをどうにか解消しようと動く姿には、彼自身の誠実さと温かさが感じられてとても好感が持てました。
また、後半の話になるにつれて、それまでのことが積み重なってきて、読んでいて泣かずにはいられませんでした。
ハンカチが必須ですよ。
そんな展開で来たか、と思いました。
そこには、青春時代特有の甘酸っぱさもあったりするんです。
それもまた、爽やかであったり、一種の懐かしさを覚えたりして良かったです。
彼の妹とのやり取りも、ほっこりしました。
今を生きていること、生きさせてもらえていることに改めて感謝しました。
私も自分の人生を精一杯、生きていきたいです。



2017.10.03(Tue) | 【な行】:七月 隆文 | cm(0) | tb(0) |