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蓮

Author:蓮
ミステリーやらエッセイやら何やかや、その都度気になった本を読んでいます。
最近はファンタジーもちょこちょこと。

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吸血鬼の誕生祝 / 赤川次郎



吸血鬼の誕生祝

2017.7.25. / 株式会社集英社



ある夜、住宅街を通りかかったフォン・クロロックとエリカ。
助けを求める少年を見つけたが、なんと家の窓からソファが飛び出て来た。
恐ろしい程の力で大暴れしていた少年の祖父は、その後行方不明となり…(『吸血鬼の誕生祝』)

表題作ほか、2編収録。シリーズ第35弾。



久しぶりの吸血鬼シリーズ。
私は『吸血鬼は化け猫がお好き』が一番面白かったです。
過去に化け猫役をやったことで今も虐げられている女優、自分のことばかり考えるディレクター、思いやりのあるADに、若い女優。
そして、猫たち。
化け猫役をやったことで彼女に変化があったのかなとか思いました。
自分の思うがままに人を傷付けて過ごしている人達に、軽快なタッチで痛い目を見せてくれるところは楽しいです。
思いやりをもって、楽しく過ごせたら最高ですよね。
ああ、生きるって難しい。



自分のして来たことに自信を持ちなさい。そうすれば、誰もそこにつけ込むことはできない


本当に不幸なのは、己を信じる心を失うことだ。





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2018.05.28(Mon) | 【赤川次郎】:吸血鬼 | cm(0) | tb(0) |

ガリレオの苦悩 / 東野圭吾



ガリレオの苦悩

2011.10.10. / 株式会社 文藝春秋



「悪魔の手」と名乗る者が、警視庁に文書を送りつけて来た。
明らかに湯川教授を敵対視する悪魔の手の犯行。
次第にエスカレートしていくその犯行を、湯川は止めることが出来るのか!?

シリーズ第4弾。



内海薫と湯川の掛け合いがなんとも言えず面白い。
内海くん、頑張れ。
今回は5編の短編集。
その中には、湯川の恩師や友人たちも出てくる。
その上、湯川を名指しして犯行を重ねる「悪魔の手」も登場。
まさに、「ガリレオの苦悩」そのものだったのではないだろうか。
苦悩しながらも、科学を殺人に使う人間を許せない湯川が立ち向かう姿は凛々しくもありやるせなくもあった。
天才が故の苦悩というものだろうか。
彼の科学に対する真摯な姿勢は本当にかっこいいと思う。
今後もまた彼がどのように難事件を解決していくのかが楽しみでもあり、彼の人間関係がどう変化していくかも楽しみである。



2018.05.28(Mon) | 【は行】:東野 圭吾 | cm(0) | tb(0) |

のぼうの城 上 / のぼうの城 下 / 和田竜



のぼうの城 上

2010.10.11. / 小学館





のぼうの城 下

2010.10.11. / 小学館



時は戦国。
秀吉配下の石田三成が、武州・忍城を総勢2万の軍勢を従えて取り囲んだ。
城代・成田長親は領民たちから「のぼう様」と呼ばれる武将。
浮城とも称される忍城の兵力は500。
長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻靭負らの癖のある武将たちを従えて三成軍に立ち向かう。



ようやく読めました。
読みたい、読みたいと思って中々読み進められなかったけれど波に乗ったらあれよあれよと終わりまで。
のぼう様と領民たちのやりとりがなんとも言えず、こんな武将も居たのかとビックリ。
そして、上巻の後半になって長親が立ち上がった時からはもうその凄いスピード感にハラハラドキドキ。
長親を取り巻く癖のある武将たちも、それぞれ味があってまた良い。
甲斐姫も勇猛果敢で、頼もしいばかり。
下巻でのかぞうたちが登場するところは、もう涙なしには読めませんでした。
なんというか、長親の人柄の凄さに圧倒された時間でした。
まさに、歴史に残る一戦ですね。
こんな戦いもあったのか、としみじみと思いました。
一生懸命生き抜いた先人たちが築いてくれた現在の日本。
今の平和に感謝をし、毎日を大切に生きて行きたいです。





2018.05.11(Fri) | 【わ行】:和田 竜 | cm(0) | tb(0) |

死香探偵 ――尊き死たちは気高く香る / 喜多喜久



死香探偵 - 尊き死たちは気高く香る

2018.1.25. / 中央公論新社


特殊清掃員として働いている桜庭潤平は、死者の香りを他の香りとして認識する特殊体質に悩まされていた。
そんな折、ある現場でイケメンの准教授・風間由人に出会う。
彼に特殊体質を知られた潤平は殺人現場に連れられて行く。
そこで、彼が嗅いだ香りが導き出すのは…



この発想は面白い。
一般的に忌避される死者の香りを、別の香りと感じる特殊体質。
彼の体質をとてつもなく愛する風間に出会ったことで、潤平の生活や考え方が変わっていく様がまた面白い。
風間の一本通った信念の強さ、その頭脳明晰なところ、それも凄いんだけどね。
潤平が誰にも相談出来なかった特殊体質と向き合うきっかけもくれたのではないでしょうか。
もちろん、副作用はあるのですが、それは読まれたら分かると思います。
風間と出会うことで、潤平はある意味救われたのでしょうね。
風間の信念の強さ、たまに見せる優しさも魅力的です。
二人のこれからも読みたいと思える、そんな作品でした。



落ち込む必要はないでしょう。時間とエネルギーの無駄です


我々の行動は関係ありません。悩んだところで何かが変わるわけでもない。他者のために心を痛めることは美徳だとされますが、一番大事なのは自分です。自分の心を守る。それを最優先すべきでしょう





2018.05.09(Wed) | 【か行】:喜多 喜久 | cm(0) | tb(0) |