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蓮

Author:蓮
ミステリーやらエッセイやら何やかや、その都度気になった本を読んでいます。
最近はファンタジーもちょこちょこと。

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古事記異聞 オロチの郷、奥出雲 / 高田崇史



古事記異聞 オロチの郷、奥出雲 (講談社ノベルス)

2018.10.3. / 株式会社講談社



橘樹雅は、この春所属する予定の大学院研究室の准教授・御子神伶二の言葉によって奥出雲に行くことを決める。
一方、奥出雲では亀嵩付近で殺人事件が起きていた。
「素戔嗚尊」や「櫛」とは何かを調べる過程で、彼女が見つけた事柄とは!?

シリーズ第2弾。



前作の続きになります。
御子神の言葉により旅行の日程を変更して奥出雲に向かうことにした雅。
奥出雲でもまた事件に関わることになります。
そして、前作に引き続きのハードスケジュール。
一日でそんなに巡るなんて本当に凄いなと思います。
私だったらその四分の一も回れるかどうか…
それにしても、奥出雲って凄いですね。
素戔嗚尊にまつわる話も色々。
歴史というものの奥深さをまた感じました。
また、人の想いの強さというのも凄まじくも恐ろしいものだなとも思いました。
昔の人は現代よりも、もっと繊細に色々な事象を捉えていたのでしょうね。
今回は前作と強く繋がっています。まさか、このような結末を迎えるとは思いませんでした。
そして、最後の御子神たちの言葉の意味も気になります。
最新刊も楽しみです。



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2018.12.25(Tue) | お知らせ | cm(0) | tb(0) |

夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく / 汐見夏衛



夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく

2017.6.25. / スターツ出版株式会社



高校2年生の丹羽茜は、席替えで大嫌いな深川青磁の隣の席になった。
自由奔放な青磁の言動に複雑な想いを抱く茜。
正反対な二人の青春の一ページが色鮮やかに描かれる一冊。



高校生活の中での一大イベント、席替え。
誰が近くになるかで、その後の学校生活が変わってくる。
そんな時に、大嫌いな相手と隣になったら?
それは、辛い学校生活の始まりだろう。
茜にとっても、それは同じだった。
だけど、あることがきっかけで茜の中での何かが変わって行く。
それは、茜が秘めていたある辛い思いと連結するものだった。
青磁と茜の出会いが、互いにとってその後の生活を変えて行くものとなった。
様々な色の名前を用いて描かれる情景の綺麗さも絶妙だ。
まるで、ふたりの世界を彩って行く不思議な風が吹いているような、そんな感じで。
複雑な想いを抱えながら成長していく青春という名の貴重な時間。
その時間をどのように過ごすか、その時間で何を掴んで行くのか。
儚くも愛らしい時間がここにある。
――「夜が明けたら、いちばんに君に会いに行く」
貴方は、誰を思い浮かべるだろうか。



2018.12.22(Sat) | 【さ行】:汐見 夏衛 | cm(0) | tb(0) |

書物幻戯(リィリュジオン) / 赤城毅 



書物幻戯 (講談社ノベルス)

2011.6.6. / 株式会社講談社



ストックホルムで書物狩人の仲間が殺害された。
ル・シャスールの前に立ちはだかるのは、宿敵・書物偽造師のミスター・クラウン。
国家を巻き込んだこの事件の顛末や如何に!?

シリーズ第4弾。



シリーズ初の長編です。
そして、ル・シャスールの宿敵の登場です。
今回は、ある一冊の本が国家を巻き込んで恐ろしい事件を起こします。
それが、最初の殺人とどう繋がって行くのか、ル・シャスールはその問題をどう解決するのか、ハラハラしながら読み進めました。
国家を巻き込む事件というのは、現実世界でもありそうであって、その怖さもありました。
そんな緊迫感がある中を一見飄々と乗り切ってみせるル・シャスールの手腕は流石です。
今回も、彼の書物への深い愛と、たぐいまれなる知識に感服しました。
これから、ル・シャスールがミスター・クラウンとどのような戦いを繰り広げて行くかも楽しみです。



2018.12.18(Tue) | 【あ行】:赤城 毅 | cm(0) | tb(0) |

ケーキ王子の名推理(スペシャリテ)3 / 七月隆文



ケーキ王子の名推理3(新潮文庫)

平成30年8月1日 / 株式会社 新潮社



楽しみにしていた沖縄での修学旅行。
美羽はビーチで、高校生パティシエの大広漣と出会う。
一方、颯人は美羽にコンクールのアシスタントを頼んできた。
そして迎えた「第10回パティシエ・オブ・ジャパン」当日。
ドキドキの闘いが幕を開ける。

シリーズ第3弾。



沖縄での修学旅行が本当に良かった!
ここで起きたある事件がきっかけで、美羽だけでなく颯人も変わって行くんですよ。
やっぱり、漣の登場が大きかったかな。
この子もまた素敵な子でね。
颯人と正反対ってところもあるかと思えば、パティシエとしての熱い思いとかが凄くてね。
沖縄での出来事は泣けるし。
美羽一家の出来事もなんか、あたたかくて、そしてほっこりするんだな。
ああ、でも今回はやっぱり颯人の変化が凄かった。
もう見ていて、「青春!!!!」って叫びたくなるくらい。
漣の登場で、颯人にも良い刺激が与えられたということですね。
うーん、ますます楽しみだ。
そして迎えた全国のコンテスト当日には、あっと驚く出来事も待っているわけですよ。
「そう来たか!」と。
熱いですよ!青春大爆発ですよ!
漣が加わって、ますます彩り豊かになっていく美羽の周りの環境。
これからどうなっていくのか、とっても楽しみです。
ああ、早く続きが読みたい!




2018.12.12(Wed) | 【な行】:七月 隆文 | cm(0) | tb(0) |

誰がための刃―レゾンデートル― / 知念実希人



誰がための刃 レゾンデートル

2012.4.25. / 株式会社講談社



外科医の岬雄貴は、自身が末期がんに侵されていることを知る。
自暴自棄になった結果、彼は「ジャック」と呼ばれる連続殺人鬼と接点を持つこととなる。
一方で雄貴は、南波沙耶という少女を偶然救った。
沙耶の存在により、変化していった雄貴の心情の行きつく先は…!?

第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。



なんと、595頁もの大作です。
私にとっては、読むのにとても力が要る頁数です。
ですが、話に惹き込まれて、続きが気になって、まさに手に汗握りながら読み進めました。
著者は医師なので、医学的な言葉が至る所に登場します。
難しいけれど、惹き込まれるんです。
また、今作は著者のデビュー作です。
天久鷹央シリーズから著者の作品に触れた私にとって、このハードボイルドサスペンスな展開にビックリもさせられました。
物語は様々な登場人物の視点で交互に語られます。
それもまた面白い。
誰が何者で、どこでどうやって繋がって行くのか。
「ジャック」とは何者なのか。
そして、外科医として順風満帆に進んできた岬雄貴が、自身が末期がんだと知りどう豹変していくのか。
「生きる」というのはどういうことか。
いくつもの事件が複雑に絡み合っているようで、どこに視点を置いて良いのか分からず、終始ハラハラしっぱなしでした。
いやぁ、凄かった。
読了後には、何とも言えぬ爽やかさが残りました。
全体を通しては暴力描写が特に怖かったんですけれどね…でも、読了後にそれも含めて、ひとつの達成感を感じることが出来たのは凄いなと思いました。
今後また、著者の天久鷹央シリーズ以外の作品も読んでみたいです。



2018.12.06(Thu) | 【た行】:知念 実希人 | cm(0) | tb(0) |

さようなら竜生、こんにちは人生3 / 永島ひろあき



さようなら竜生、こんにちは人生〈3〉

2015.9.30. / 株式会社アルファポリス



村の将来を考え、ドランはセリナと共にガロア魔法学院に入学することを決める。
ところが、魔物のラミアを危惧した生徒たちによりセリナに危険が迫る。
ドランはセリナを守るため、新たな友人たちと策を講じる。

シリーズ第3弾。



遂に、ドランが動き出します。
新たな環境でドランがセリナと共にどう過ごしていくのかも楽しみではありましたが、まさかそそんな展開になるとは思いもしませんでした。
新たな出会い、良いですよね。
学院での出来事、ドランの講じた策が実践されるところは手に汗握る展開でした。
一方で、深紅竜のヴァジェと水龍の瑠禹とドランとの間で繰り広げられた展開も楽しかったですよ。
もう、ドランったらね、本当にモテモテなんだから。
でも、それをドラン自身が自覚してないところが、また面白くもあるのですが。
これも、転生したからこそ体験出来ることなんでしょうね。
ドランの家族もあったかいんですよ。
愛に溢れる家庭って良いですよね。
あったかくなりながらも、ハラハラさせられたり、ワクワクさせられたり、今回も楽しく読ませて頂きました。
次巻も楽しみです。




2018.12.02(Sun) | 【な行】:永島 ひろあき | cm(0) | tb(0) |

ただし、無音に限り / 織守きょうや



ただし、無音に限り (ミステリ・フロンティア)

2018.8.24. / 株式会社東京創元社



探偵に憧れて<天野春近探偵事務所>を開いた俺だが、主な仕事は浮気調査ばかり。
たまに、友人の弁護士の朽木から俺の特殊能力を必要とする依頼を受ける。
その特殊能力とは、霊の記憶を読み取るというものなのだ。



この探偵能力の低い探偵、天野春近。
彼の特殊能力は凄いです。
まさに「ただし、無音に限り」なのですが…それでも凄いんですよ。
それを、どう生かすか。
そこもまた難しいところなのですが。
最初の事件は、資産家の老人が亡くなってその遺産の多くを中学生の孫が相続することになったことから始まります。
この中学生の孫、羽澄楓がまた一風変わった子なので、ふたりのやり取りもまた何とも言えないものなんです。
どうなるのかな、と思ってたらまさかの展開にビックリ。
そして、この本は中編二編が収録されていて、最初の話を元に次の話を読むとまた面白さというか、深さが増して行きます。
霊の記憶が垣間見えるという特殊能力がどう事件解決に関与していくのか、それもまた面白かったです。
これがシリーズ化されたら、また読んでみたいです。




2018.12.02(Sun) | 【あ行】:織守 きょうや | cm(0) | tb(0) |