錬金術師です。自重はゴミ箱に捨ててきました。 1 (MFブックス)
2018.9.25. / 株式会社KADOKAWA
王都に一人でやって来た若き錬金術師のレイス。
有り金を全部騙し取られ困っていた彼を助けてくれたのは、S級冒険者のラフィーだった。
規格外の錬金術師のレイスが織り成す、冒険物語が今始まる。
シリーズ第1弾。
凄腕の錬金術師でも、時間をかけて数年に一本作れるかどうかという万能のエリクサー。
それを簡単に作ってしまうのが、この若き錬金術師のレイス。
そう、彼は稀にみる『規格外の錬金術師』だったのだ。
そんな彼を助けた美少女冒険者のラフィー。
彼女もまた、『規格外の冒険者』だったのだ。
この規格外の二人の出会いから始まった物語。
ラフィーの妹のシルヴィアの病を、レイスのエリクサーが助けることから物語が動き出す。
本当にレイスの錬金術は規格外ばかりで、ラフィーばかりでなく、他の皆も驚きの連続なのだ。
だけれど、レイスにとってはラフィーたちも驚くべき存在で、彼らの物語は規格外ばかりの面白さで織り成されている。
規格外の力を身に着けるには、彼らは相当の努力を積み重ねてきたというのが、言外に感じられる。
だけれど彼らの素晴らしいところは、それを自慢しないところだ。
そんな彼らだから応援したくもなる。
最後の方には曰くの人物も登場しているので、今後このシリーズがどのように展開されていくのか楽しみだ。

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